国民社会主義

国民社会主義（こくみんしゃかいしゅぎ）とは以下の意味で用いられる。

• ナチズム (ドイツ語: Nationalsozialismus) の日本語訳。国家社会主義、民族社会主義とも。
• «フランス語: socialisme nationale» [注釈 1]の日本語訳[2]。国家社会主義[3]、国民主義的社会主義とも[4]。モーリス・バレスは、左右の野合の推進と、ときに用いた「国家社会主義」というスローガンから、ナチズムの先駆として考察されるときがある[3]。モーリス・バレス#評価を参照。
• 赤松克麿の主導で昭和7年1月19～20日の社会民衆党第6回党大会で提唱された新運動方針。国家社会主義、民族社会主義、一国社会主義とも。

脚注

注釈

1. ナチズムに相当するフランス語 «フランス語: national-socialisme» は1921年頃に登場した[1]。

出典

1. « national-socialisme » 小学館ロベール仏和大辞典編集委員会編『小学館ロベール仏和大辞典』小学館、1988年12月10日 初版第1刷発行、ISBN 4-09-515201-X、1642頁。
2. 深澤民司「国民社会主義イデオロギーの誕生一モーリス・バレスのナショナリズムについての考察一」『専修法学論集』第52号、1990年9月1日。
3. ^ 福田和也『奇妙な廃墟 フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール 1945:もうひとつのフランス 別巻』国書刊行会、平成元年十二月二十五日初版、86頁。
4. 中村幹雄「ファシスト・イデオロギーの比較史—フランスの国民社会主義構想を中心に—」『奈良法学会雑誌』第9巻2号、1996年9月、14頁。

関連項目

• 国民社会主義党