善城寺 (東温市)
善城寺(ぜんじょうじ)は愛媛県東温市にある真言宗豊山派の寺院。山号は石林山[1]、本尊は延命地蔵菩薩[1]。 歴史古文書などによれば神亀5年(728年)の開基で[1]、南北朝時代に塩ヶ森城の城主であった河野通郷が中興[1]。永観元年乃至2年(983 - 984年)には花山法皇が訪れたとも伝わっている[1]。 なお、その他の資料においては元禄12年(1699年)の建立で、法印秀調が開山とされ[1]、高野山の金剛三昧院の末寺であったと言う[1]。後の火災で諸堂を焼失し、安永7年(1778年)に庫裡が、文化11年に本堂が再建された[1]。これらは1957年(昭和32年)に改築されている[1]。 なお、市内の井内中野には奥の院として円満寺があるという[1]。 文化財
その他にも境内には一字一石経を埋めて建立されたという「大白牛車一字一石塔」などがある。 参考文献
脚注 |