吹雪 (春雨型駆逐艦)

艦歴
計画 1903年度
起工 1904年9月29日
進水 1905年1月28日
就役 1905年2月28日
除籍 1924年12月1日
その後: 1926年5月5日売却
性能諸元
排水量 常備:375トン
全長 69.2m
全幅 6.6m
吃水 1.8m
機関 2軸推進、6,000shp
最大速力 29ノット
航続距離 12ノット/1200海里
乗員 55名
兵装 8.0cm単装砲2基
57mm単装砲4基
48cm水上発射管2門

吹雪(ふぶき)は、大日本帝国海軍駆逐艦春雨型の6番艦である。

艦歴

呉海軍工廠で建造され、1905年(明治38年)2月28日に竣工した。第3艦隊に所属し、日露戦争では日本海海戦に参加した。その後1912年(大正元年)8月28日には、三等駆逐艦に類別される。

その後1924年(大正13年)12月に除籍され、1926年(大正15年)5月に廃船処分となり解体された。その後、1928年(昭和3年)に就役した特型駆逐艦の「1番艦」に艦名が引き継がれている。

艦長

※『日本海軍史』第9巻・第10巻の「将官履歴」及び『官報』に基づく。階級は就任時のもの。

駆逐艦長
  • 東島乙吉郎 少佐:1905年12月12日 - 1906年1月25日
  • 和田博愛 大尉:1906年1月25日 - 4月1日
  • (兼)田中芳三郎 少佐:1906年4月1日 - 5月10日
  • (兼)高島万太郎 中佐:1906年5月10日 - 9月28日
  • (兼)田中芳三郎 少佐:1906年9月28日 - 1906年10月11日
  • (兼)河合退蔵 大尉:1906年10月11日 - 1907年1月12日
  • 戸名肱三郎 大尉:1907年1月12日 - 4月5日
  • 岸井孝一 大尉:1907年4月5日 - 1908年4月20日
  • 堀江豊雄 大尉:1908年4月20日 - 5月15日
  • (兼)鎮目豊重 大尉:1908年5月15日 - 9月25日
  • 筒井為則 大尉:1908年9月25日 - 1909年1月25日
  • (兼)鎮目豊重 大尉:1909年1月25日 - 2月20日
  • (兼)奥井茂 大尉:1909年2月20日 - 1909年12月1日
  • 竹内正 大尉:1909年12月1日 - 1910年3月11日
  • 日高寛 大尉:1910年3月11日 - 1911年5月23日
  • 下川包蔵 大尉:1911年5月23日 - 1912年12月1日
  • (兼)藤田許太郎 少佐:1912年12月1日 - 12月20日
  • 田辺金次郎 少佐:1912年12月20日 - 1914年8月1日
  • 上原太一 大尉:1914年8月1日 - 1916年2月17日
  • 山本松四 大尉:1916年2月17日 - 1917年12月1日[1]
  • 高山忠三 大尉:1917年12月1日[1] - 1919年3月10日[2]
  • 穂本繁治 大尉:1919年3月10日[2] - 1919年8月20日[3]
  • 鈴木清 大尉:1919年8月20日 - 10月18日
  • 西川速水 大尉:1919年10月18日[4] - 1920年12月1日[5]
  • 園田滋 大尉:1920年12月1日 - 1921年9月1日
  • 後藤英次 大尉:1921年9月1日 - 11月1日
  • 藤田類太郎 大尉:1921年11月1日 - 1922年12月1日
  • 安住義一 大尉:1922年12月1日[6] - 1923年11月10日[7]
  • 松野象三 大尉:1923年11月10日[7] - 1924年2月5日[8]
  • 秋山輝男 大尉:1924年2月5日[8] - 12月1日

脚注

  1. ^ a b 『官報』第1601号、大正6年12月3日。
  2. ^ a b 『官報』第1979号、大正8年3月11日。
  3. ^ 『官報』第2114号、大正8年8月21日。
  4. ^ 『官報』第2163号、大正8年10月20日。
  5. ^ 『官報』第2501号、大正9年12月2日。
  6. ^ 『官報』第3102号、大正11年12月2日。
  7. ^ a b 『官報』第3368号、大正12年11月13日。
  8. ^ a b 『官報』第3434号、大正13年2月6日。

参考文献

  • 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第9巻、第10巻、第一法規出版、1995年。
  • 官報

関連項目