名原 広三郎(なはら ひろさぶろう、1884年 - 1968年)は、日本の英文学者。
島根県生まれ。東京帝国大学英文科卒。法政大学教授を務め、森田草平のもとで岩波文庫『ユリシーズ』の翻訳を行った。
翻訳
- 『米国発達史概説』(マックス・フアランド、文化生活研究会) 1926
- 『二都物語』(デイツケンス、改造社、世界大衆文学全集42) 1930
- 『ユリシーズ』(ジェイムズ・ジョイス、森田草平・竜口直太郎・小野健人・安藤一郎・村山英太郎共訳、岩波文庫) 1932 - 1935
- 『若き日の芸術家の自画像』(ヂェイムズ・ヂョイス、岩波文庫)1937
- 『アメリカ国家論』上巻 (ヂェイムズ・ブライス、橘書店) 1944
- 『アメリカ発展史』(ファランド、高木八尺共訳、岩波新書) 1949
- 『ユリシーズ』(ジェームズ・ジョイス、藤田栄・村山英太郎共訳、三笠書房) 1952
- 『二羽の青い鳥』(D・H・ロレンス、三笠新書) 1955
- 『ユリシーズ』第1(ジョイス、藤田・村山共訳、岩波文庫) 1958
教科書
- 『Glimpses of modern thought』(開隆堂書店) 1928.9
- 『高等英作文新講. A』(竹沢啓一郎共著、開隆堂書店) 1936
- 『ネィチュア・マン・ソサィエティ』(開隆堂書店) 1939.4
- 『高等英作文新講 D 』(平井豊一共著、開隆堂書店) 1940
- 『肉体を盗まれた話』(Herbert George Wells、南雲堂、南雲堂=英和対訳学生文庫) 1981.1
参考