吉羽天満宮
吉羽天満宮(よしばてんまんぐう)は、埼玉県久喜市吉羽字前358にある神社。吉羽天神社(よしばてんじんじゃ)または単に天神社(てんじんじゃ)とも称される。 祭事
祭事7月25日(現在では7月25日近くの日曜日)には獅子舞(おししさま、おしっさま)を奉納する行事がある。この行事は戦前までは盛んであったが、戦後になると次第に衰退し途絶えていた。その後、1962年(昭和37年)頃の獅子舞に関する録音テープが発見され、1982年(昭和57年)より徐々に復興され現在に至っている。[1][2]この獅子舞は久喜市の無形民俗文化財の一つである。 この他に、かつて火渡り行事が1月25日に行われていたが、今日では行われていない。[3]この行事には「火渡りをすると長生きをする」[4]という伝承がある。 境内境内地面積は734坪である[5]境内施設として本殿・鳥居・社務所・社叢・手水舎・天神様児童遊園(ブランコ・滑り台・うんてい)・灯籠・1798年(寛政10年)奉納の阿形と吽形の狛犬一対(久喜市久喜区域では最古のもの)・1783年(天明3年)奉納の道標・便所などである[6]。 南側には小高い山が存在しており、その山の登り口付近に「武州埼玉郡吉羽村」と彫られた石碑が所在している。また同地は久喜市の自然環境保全地区[7]となっている。そのためプラタナス・ムクロジュなどの保存樹木も植生している。[8] 天神池天神池(てんじんいけ)は久喜市吉羽字前に所在する池である。吉羽天満宮の南方に所在しており、明治期の記録である武藏國郡村誌には「東西十三間八分 南北十間八分 周囲四十五間 村の南方字前にあり」という記述がみられる。[9]この池には「丸い池を7まわりすると大蛇が出る。(別説では、7まわり半するとヌシが出る)」というものや「昔、池に大蛇がいて引き込まれる」という伝承・伝説がある。[10] 境内社境内社として御嶽神社・浅間神社・稲荷神社・猿田彦大神・妙義神社・十一面観音が祀られている[11]。 現地情報
脚注出典
関連項目外部リンク
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