吉本泰輔
吉本 泰輔(よしもと だいすけ、Daisuke Dice Yoshimoto,1981年5月23日 - )は、大阪府東大阪市出身でアメリカ合衆国のプロバスケットボール指導者。NBAのニューヨーク・ニックスのアシスタントコーチを務めている。米国ではDaisukeはダイスキーとなり発音しにくいため、米国での通称は Dice Yoshimoto。 経歴大商学園高校卒業後、19歳で渡米し、2001-02、2002-03シーズンをニューハンプシャー工科大学にてPG(ポイントガード)としてプレーし、NCAA Div.ⅢのGreat Northeast Athletic Conference(GNAC)に所属するジョンソン&ウェールズ大学スポーツ経営学科に編入。2003-04、2004-05シーズンをプレイし、大学3年時にはNCAAトーナメント(Div.III)に出場。チームの主将も務めた。同校で1年間アシスタントコーチを務めた後、NCAA Div.Iのフォーダム大学院(Fordham University)にて教育学を専攻し、バスケットボールチームのマネージャーとして従事する傍らコーチングを学んだ。 2008年:ニュージャージー・ネッツの関連会社であるHOOP1に就職し、ビデオレコーディング(ビデオ分析)を学んだ。 2011年7~9月: マイク・フラテロ(Mike Fratello)監督率いるバスケットボールウクライナ代表(Ukraine National Basketball Team)の専属ビデオコーディネーターに抜擢され、2012年ロンドンオリンピックヨーロッパ予選に同行する。 2011年10月:トム・シボドー監督(Tom Thibodeau)率いるシカゴ・ブルズにて日本人として初のアシスタントビデオコーディネーターに就任。 2012年10月:同チーム、ビデオコーディネーターに昇進。[1] 2015年7月:マイケル・マローン監督(Michael Malone)率いるデンバー・ナゲッツにてビデオコーディネーターとして契約。 2020年8月:トム・シボドー監督(Tom Thibodeau)率いるニューヨーク・ニックスにてヘッドコーチ補佐(Assistant to Head Coach)に就任。[2] 2021年8月:米ネバダ州ラスベガスで開催されたNBAで若手の登竜門となるサマーリーグで、日本人初のNBAヘッドコーチとしてニューヨーク・ニックスの指揮を執る。結果は4勝2敗。 2022年7月:米ネバダ州ラスベガスで開催されたサマーリーグで、昨年同様ヘッドコーチとしてニューヨーク・ニックスの指揮を執りチームを準優勝に導く。 2022年9月:同チーム、アシスタントコーチ兼分析/選手育成コーチ(Analytics/Player Development)に昇進。NBAレギュラーシーズンで日本人として初のアシスタントコーチに就任し現在に至る。 2023年7月:米ネバダ州ラスベガスで開催されたサマーリーグで、一昨年・昨年に続き3年連続ヘッドコーチとしてニューヨーク・ニックスの指揮を執る。 結果は2勝3敗。 2024年7月:米ネバダ州ラスベガスで開催されたサマーリーグで、4年連続ヘッドコーチとしてニューヨーク・ニックスの指揮を執る。 結果は3勝2敗。 掲載月刊HOOP(日本文化出版) NBA Japan 【リポート】ニックスの吉本泰輔ヘッドコーチ補佐がサマーリーグでHCに[7] NBA Japan ニックスのサマーリーグチームを率いる吉本泰輔HCが初陣「シボドーHCから学んできたことを見せる絶好の機会」[8] バスケットボール専門情報│月バス.com 吉本泰輔HC - 歴史的「18インチ前進」を果たした2021NBAサマーリーグ[9] Sports Graphic NumberWeb 日本人初! NBAサマーリーグでヘッドコーチを務めた吉本泰輔の“一歩前進”「バスケットボールを違う面から見ることができた」[10] NBA Japan [宮地陽子コラム第105回] 吉本泰輔 一問一答「自分がなれる最高のコーチに」[11] 吉本泰輔コーチ インタビュー「自分を証明するには全力を尽くすしかない」|NBAサマーリーグ2022(宮地陽子)[12] 脚注
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