台湾中小企業銀行 |
---|
各種表記 |
---|
繁体字: |
臺灣中小企業銀行股份有限公司 |
---|
発音: |
タイワンチュウショウキギョウギンコウ |
---|
英文: |
Taiwan Business Bank Co., Ltd. |
---|
テンプレートを表示 |
台湾中小企業銀行(台湾中小企銀、台湾企銀、台企銀)は、台湾の大手商業銀行のひとつで、中小企業向けに特化した金融機関である。本社は台北市大同区にある。
前身は、日本の旧無尽業法(1915年施行)に基づき設立された台湾無尽(1915年台北)および大正無尽(同年台南)であり、その後、合併および接収、国営化を経て、1998年に民営化された。
経歴
- 1915年6月 「臺灣無盡株式會社」台北市で設立。
- 1915年7月 「大正無盡株式會社」台南市で設立。
- 1920年7月1日 臺灣無盡及び大正無盡が合併し「臺灣勸業無盡株式會社」(台湾勧業無尽)となる。資本金50万円。本店台北市本町3丁目1番地(現在の台北市中正区懷寧街30号)。
- 1926年 台湾勧業無尽を改組し、「臺灣南部無盡株式會社」(営業地域・台湾南部)を設立。台湾勧業無尽の営業範囲は、台湾北部および南部となる。
- 1946年9月1日 台湾省行政長官公署の命令で、臺灣勸業無盡、臺灣南部無盡、東臺灣無盡及び臺灣住宅無盡の4つの(設立準拠法を日本とする)株式会社が合併し、中華民国の法律に基づく「臺灣無盡業股份有限公司」(台湾無尽業)となる。
- 1947年5月31日 台湾無尽業が「常盤土地株式會社」を吸収合併。
- 1947年6月1日 台湾無尽業が貯金互濟公司(相互掛金及び貯金を取り扱う金融機関で、日本でいう旧相互銀行に相当)に転換し、商号を「臺灣省人民貯金互濟股份有限公司」に変更。
- 1948年1月 臺灣省人民貯金互濟公司の商号を「臺灣省合會儲蓄股份有限公司」に変更。
- 1976年7月1日 銀行法の規定に基づき、臺灣省合會儲蓄公司を特殊会社たる銀行「臺灣中小企業銀行股份有限公司」(Medium Business Bank of Taiwan)[1]に転換し、台湾において最初の中小企業向け融資に特化した銀行となる[2]。
- 1998年1月22日 臺灣中小企業銀行を民営化。
脚注
- ^ 現在でも、SWIFTコードにその名残がある。
- ^ その後、各地に設立された中小企業信用専業銀行は、他行に吸収合併され、本行のみが唯一現存する。