古内 一絵(ふるうち かずえ、1966年[1] - )は、日本の小説家、翻訳家。
経歴・人物
東京都生まれ[2]。日本大学芸術学部映画学科を卒業する[1]。2010年、「銀色のマーメイド」第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞する(刊行時『快晴フライング』に改題)[3]。同賞の受賞記者会見に出席した、同じく特別賞を受賞した浜口倫太郎が「とても上品で素敵な方だった」と自身のブログで語っている[4]。映画会社(大映や角川映画[要出典])勤務を経る。2009年に退職する[5]。以降、中国語の翻訳家として活躍している[2]。2017年、『フラダン』で第6回JBBY賞(文学小説部門)を受賞する[6]。2021年、『風の向こうへ駆け抜けろ』がNHK総合「土曜ドラマ」枠でテレビドラマ化される[7]。
作品リスト
単行本・文庫
- マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ(2015年11月 中央公論新社 ISBN 978-4-12-004788-6)
- 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび(2016年11月 中央公論新社 ISBN 978-4-12-004910-1)
- きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび(2017年11月 中央公論新社 ISBN 978-4-12-005022-0)
- さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい(2018年11月 中央公論新社 ISBN 978-4-12-005140-1)
共著
単行本未収録作品
- 小説
- 「世界は暗号で満ちている」(2016年4月 『小説BOC 1』中央公論新社 ISBN 978-4-12-004847-0 )
- 「月の石」(『小説宝石』2019年11月号 光文社)
- 「御真影」(『オール讀物』2020年2月号 文藝春秋)
- 「ドールハウス」(『小説宝石』2020年3月号 光文社)
- 「あの日から、この日から」(『小説宝石』2020年4月号 光文社)
- 「刻の花びら」(『小説宝石』2020年5月号 光文社)
- 「背負う女―山亭ミアキス―」(『小説 野性時代』2021年7月号 KADOKAWA)
- エッセイなど
- 「それぞれの苦しみに思いを馳せて」 - 『子どもの本棚』2018年3月号(日本子どもの本研究会)ISSN 0385-0528
- 「気持ちあらたに、色とりどりエッセイ」 - 『小説宝石』2021年2月号 光文社
- 「草枕、旅のあじ #4」 - 『あまから手帖』2021年4月号 クリエテ関西
- 連載
メディア化作品
ラジオドラマ
テレビドラマ
脚注
出典
- ^ a b 『花舞う里』(古内一絵)|講談社BOOK倶楽部
- ^ a b インタビュー 作家 古内一絵さん|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー
- ^ 第5回ポプラ社小説大賞 ポプラ社
- ^ 水嶋ヒロVS奈良の名探偵コナン ポプラ小説大賞記者会見編 - 作家・りんたろうの教えて!透明先生
- ^ 楽天ブックス: 快晴フライング - 古内一絵 - 4591124177 : 本
- ^ “国内ニュース 2017年10月31日分”. 日本国際児童図書評議会. 2018年3月16日閲覧。
- ^ a b “平手友梨奈、新人女性騎手役でNHKドラマ初主演「馬に対する想いを強く持って向き合う」”. 2023年8月4日閲覧。
- ^ “新連載 彼ら彼女らが見つけた自分だけのハイダウェイ(隠れ家)とは? 古内一絵 東京ハイダウェイ 小説すばる 2022年12月号”. 小説すばる. 集英社 (2022年11月17日). 2022年11月22日閲覧。
- ^ “風の向こうへ駆け抜けろ”. NHK オーディオドラマ. 2017年7月13日閲覧。
関連項目
外部リンク