南バナト郡
南バナト郡(みなみバナトぐん、セルビア語: Јужнобанатски округ,クロアチア語: Južnobanatski okrug,ハンガリー語: Dél-bánsági körzet,スロバキア語: Juhobanátsky okres,ルーマニア語: Districtul Banatul de Sud,パンノニア・ルシン語:Јужнобанатски окрух)はセルビア北東部ヴォイヴォディナにある郡である。行政的な中心都市はパンチェヴォで、郡の東側はルーマニアのトランシルヴァニア地方と国境を接している。2022年の国勢調査による人口は260,244人である。 基礎自治体南バナト郡は8つの基礎自治体によって構成されている。
民族構成2002年の国勢調査による。
ほとんどの基礎自治体はセルビア人が多数を占めているが、コヴァチツァはそれぞれの民族が混在しており、比較的スロバキア人(41%)が多数を占める。 文化パンチェヴォには歴史的なアーカイブである国立図書館Veljko Vlahovićや重要文化財に指定された施設など多くの著名な文化遺産がある。注目されるのは1405年に建てられたセルビア正教会のヴォイロヴィツァ修道院や1811年に建てられた聖母被昇天教会と変容教会、1833年に出来た国立博物館などである。 経済パンチェヴォは工業が盛んな都市で、石油関連や肥料工場などが立地し工業地帯を形成している。 |