千葉都市モノレール1000形電車
千葉都市モノレール1000形電車(ちばとしモノレール1000がたでんしゃ)は、千葉都市モノレールの懸垂式モノレール車両[2]。製造は三菱重工業が担当した。 概要同社線が開業した1988年(昭和63年)3月から営業運転を開始、路線の延長とともに増備され、計20編成40両が製造された[2][3]。湘南モノレール400形電車をベースにしている。 車体アルミ軽合金製・不燃化構造の車体で、シルバーをベースに、コバルトブルーとスカイブルーのラインカラーを配する[2]。2次車以降は車体表面に銀色の塗装が施されるようになった。2017年より省力化のため塗装を行わず銀色のラッピング (ブルーラインはカッティングシートで施工)が行われている。 3次車以降は、前面の行先表示器は字幕式からLED式とされ、新たに側面にもLED式の行先表示器が設置されたほか、2編成を連結し4両編成として運行するために電気連結器が搭載されている。客用ドアは両開き式で、1車両で片側2か所に設けられている。4次車(第18 - 20編成)はヘッドマーク取り付け対応改造が施工されている。 車内座席は全席モケット張りのロングシートで、網棚は設けていない[2]。冷暖房を装備しており、1・2次車と3・4次車では、冷房の吹き出し口の数が変更されている。 4次車では車椅子スペースが設けられ、2・3次車にも改造により設けられた。 それぞれの車両の連結面には貫通扉が設置されているが、急カーブ区間走行中に通行すると危険であるため、扉には「非常の場合以外はとおらないで下さい」「Emergency Only」のプレートが貼付されており、先頭車と後尾車を非常時以外行き来しないよう案内されている。 沿革
運用2両固定編成だが、中間電動車2両を増結して4両編成にできるよう設計されている[2]。また、通勤時間帯や臨時列車では2編成 (電気連結器のある、3次車以降同士) 連結の4両編成で運転した実績がある。 初期に製造された1次車は登場から20年程が経過したことから、2015年8月までに全車が運用を終了した。 2次車についても製造から30年近く経過し老朽化していたため、2019年12月以降0形6次車により置き換えを進め、2020年9月までに運用を終了した。 3 - 4次車については更新工事により改正省令に適合させたうえで運用が続いているが、2022年より順次0形に置き換え、2028年までに全編成が運用を終了する予定であることが発表されている[4][5]。 編成表
保存車両
脚注出典
外部リンク
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