十二指腸スイッチ(じゅうにしちょうスイッチ)とは、減量手術のひとつで、意図的に栄養吸収障害を起こすものである。
術式
胃の手術と小腸の手術を同時に、または二期的に行う。
- 胃の左側を切除し、細長い管状の胃に形成する。(袖状胃切除術)
- 十二指腸球部を幽門から3cm遠位で離断する。また回腸をバウヒン弁から250cmの位置で離断する。離檀された回腸の口側(上流)は、バウヒン弁から75-100cm上流の回腸に端側吻合する。離檀された回腸の肛門側(下流)は十二指腸球部に吻合する。
特徴
- 十二指腸スイッチ術は、胃バイパス術に比べて減量効果が高いと報告された[1]。
脚注
- ^ Søvik TT et al.Weight Loss, Cardiovascular Risk Factors, and Quality of Life After Gastric Bypass and Duodenal Switch: A Randomized Trial.Ann Intern Med. 2011 Sep 6;155(5):281-91.