北四番丁通り北四番丁通り(きたよばんちょうとおり)は、宮城県仙台市青葉区を東西に走る道路のひとつである。西端が土橋通、東端が宮町通りであり、区間途中の勾当台通より西側は宮城県道31号仙台村田線となっている。その勾当台通との交差点地下には仙台市地下鉄南北線の北四番丁駅がある。路線の名称は仙台市の歴史的町名等活用推進事業により制定された。北四番丁は江戸時代に侍の町だった所である[1]。 交差する道路
歴史西側(県道31号区間)仙台城下町は、広瀬川の支流がつくりだす「巴谷」(「へくり沢」とも)によって、大崎八幡宮の門前町である八幡町とは分けられていた。明治時代になって、北三番丁の西端に土橋が造られ、北三番丁が八幡町との間の主要交通路となった。北四番丁はなお、西側の八幡町とは接続していなかったが、昭和初期に整備され八幡町と繋がった。その後、北四番丁が拡幅され、1941年(昭和16年)に仙台市電八幡町線が全線開業し、八幡町への主要路は北四番丁へと移った。戦後から2016年3月まで、関山峠を経て山形に至る国道48号の一部であった。2008年(平成20年)3月末には、東北大学病院前で行われていた拡幅工事が完了した。 東側(市道 北四番丁岩切線区間)それまで北四番丁の東端は、宮町通以東で迷路状になっていたため、より北側を通る北六番丁が宮町以東で梅田川を渡って利府街道へと繋がっていた。その後、都市計画道路・北四番丁岩切線の建設により、北六番丁に替わって北四番丁が利府街道への主要接続路となった。 全線開通した当初は仙台市営バス「東仙台営業所線」(現在の110系統・115系統)が北六番丁経由から北四番丁経由に変更された(宮町 - 中江間西行き一方通行の時代も、堤通雨宮町の代わりに勝山公園・附属小学校前を経由していた時期があった)。北六番丁~花京院間の上杉・錦町地区は、中央循環の廃止により市役所・一番町方面へ向かうバス路線が皆無となり、その代替措置として同路線の経路変更が検討され、比較的他路線との重複が多い同路線が選定され、道路完成と同時に経路変更が実行された。これにより二の森地区・光が丘地区は北六番丁経由が消滅したものの、それ以外の地域では北六番丁(東仙台地区は原町経由県庁市役所)経由・北四番丁経由の選択を行えるようになり、特別大きな混乱は見られなかった。しかし、朝夕の登下校時間帯を中心に混雑が激化した北六番丁経由に対し、バス停間隔が広く、上杉・福沢町区間での利用客が少ない北四番丁経由は終日利用客がまばらな状態であった。この為、拡幅後僅か数年で再び北六番丁経由に再経路変更され、北四番丁経由(勝山公園前停~福沢町停)は廃止された。なお、仙台市営バス東仙台営業所の回送便や、石巻方面との高速バスは現在でも北四番丁を通過している。 道路拡幅時に新設されたセットバック(勝山公園前・上杉五丁目)は、県庁市役所前発着の路線バス(宮城交通・高速バス)及び仙台市営バス回送便の待機スペースとして使用されている。(県庁市役所前付近にはバス駐車場が無い為、同停留所を起点とするバスはこのように一般道路の路肩にて待機することが多い)
脚注
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