北向山不動院
北向山不動院(きたむきざんふどういん)は、京都市伏見区にある天台宗系単立の寺院。山号は北向山。本尊は不動明王。開山は覚鑁。近畿三十六不動尊第22番札所。 歴史大治5年(1130年)、病にかかった鳥羽上皇はその病気平癒の祈祷を自らが帰依している真言宗の僧覚鑁に行わせたところ、不動明王が出現するなどして上皇は回復した。その後、上皇は勅命により覚鑁を開山として当寺院を建立し、勅願寺とした。 不動明王を本尊とし、平安京を鎮護する意味もあって不動明王像は北の平安京に向けられている。それによって「北向山」の名が付けられた。久寿2年(1155年)には播磨国大国庄を寺領として藤原忠実が境内の整備にあたった。 「一願の護摩」といい、不動明王にその願いを聞いていただける、といわれている。 北向山不動院の東には近衛天皇の安楽寿院南陵が、北東には鳥羽天皇の安楽寿院陵が、西には白河天皇の成菩提院陵がある。 境内
文化財重要文化財前後の札所
所在地京都市伏見区竹田浄菩提院町61 交通アクセス
外部リンク |