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荒らし対応は淡々と

一般に、荒らし行為を行うユーザーは自身に対する反応をおもしろがるものであり、反応がないのが一番つまらないと感じるものです。「荒らしはスルー」が最善です。

ただしウィキペディアは「信頼されるフリーなオンライン百科事典、それも質・量ともに史上最大の百科事典を、共同作業で創り上げることを目的とするプロジェクト」 (Wikipedia:ウィキペディアについて) であるため、荒らされた結果をそのまま残すという「スルー」をするわけにはいかず、やむを得ず対応しなければなりません。

それであっても、必要最小限の対応に抑え、過剰に反応せず、ただただ淡々と対応するべきです。極力「スルー」に近い対応で済ませるべきです。荒らしにエサを与えないでください

荒らし対応でも礼儀を忘れない

たとえ荒らし行為に対する対応であっても、礼儀を忘れないでください。

投稿ブロックは「懲罰というよりむしろ予防であり、ウィキペディアの被害を回避するためにのみ実施されます」 (Wikipedia:投稿ブロックの方針)。あくまで対象利用者の活動がウィキペディア日本語版にとって負の結果を生むことを防ぐために行われるものであり、いわばウィキペディア日本語版との「相性」がわるいために実施されるものです。

投稿ブロックを受けている利用者が、投稿ブロックを受けていない利用者よりも劣っていると示すものではありません。「投稿ブロックを受けている利用者, 荒らし行為を行っている利用者が相手であれば礼儀を忘れてもよい」という方針はありません。たとえどんな利用者が相手でも、礼儀を忘れてよいということにはなりません。

避けるべき警告

もしあなたが荒らし行為に対して丁寧に警告をしたのにも関わらず、行為を継続された場合、以下のような警告をしたくなるかもしれません。

荒らし行為はやめなさい。 — 命令口調
荒らし行為はやめてください!!! — 「!」での強調
荒らし行為をするなんて恥ずかしくないんですか? — 煽り

しかし、荒らしている側、警告される側の気持ちになって考えてみてください。丁寧な言葉で言われて「言うことを聞きたくない」と無視したものについて、たとえば命令口調で再度言われたとして「命令されたからやめよう」となるものでしょうか。

荒らし行為を行うユーザーは、より強い反応がほしいのです。「怒ってる怒ってるwww」と感じ、「もっと怒らせてやろう」とさらなる荒らし行為に走ることが十分に想像されます。丁寧に警告を行っても無理であったのなら、上記のような警告を行っても無理であり、逆効果です。

丁寧に、淡々と警告し、淡々と管理者伝言板へ報告してください。荒らしにエサを与えないでください

まだしていない行為を警告しない

当該ユーザーがまだしていない行為について「やらないでください」と警告したり、他利用者に警戒を呼び掛けたりしないでください。「鼻に豆を詰めないでください」と警告したり、「今後鼻に豆を詰めた場合は取り出す対処が必要になるでしょう」と呼び掛けたりしないでください。今後のさらなる荒らし行為の発想を与えないでください。

長期荒らし利用者への警告は無用

長期荒らし利用者に対しては、警告を行うこと自体が無用です。

これまで数多の警告を受け、何年も同様の行為を継続し、作成したアカウントを多重アカウントの不適切な使用としてブロックされることを何度も繰り返してきたユーザーに対して、いまさら警告を行ったところで効果があるでしょうか。警告を受けて、「もうやめよう」となるでしょうか。「警告」という反応があること自体が、荒らし行為を継続するモチベーションになるのみです。

もはや警告を行うことにメリットがありません。淡々と管理者伝言板へ報告してください。