『天文月報』は、公益社団法人日本天文学会が会員向けに刊行している月刊の学術雑誌。英名は The Astronomical Herald。同じく日本天文学会が刊行する英文学術雑誌である『欧文研究報告 (英: Publications of the Astronomical Society of Japan, PASJ)』が査読誌であるのに対して、天文月報には査読がない。
第二次大戦中も毎月刊行が続けられていたが、1944年8-9月号は合併号となり、1944年10-12月号を以て休刊。第38巻(1945年)と第39巻(1946年)は欠番となった。第40巻1号となる1947年1月号から復刊された。
2022年現在の定価は733円(本体667円+消費税)[1]。一般の書店での購入は不可。定価+送料で1冊からでも購入が可能だが、日本天文学会に入会すれば無料で購読できる[1][注 1]。
誌面構成
以下の記事
巻頭言
SKYLIGHT(スカイライト)
EUREKA(ユーレカ)
天球儀
雑報
寄稿記事に対しては1頁あたり3,000-4,000円の原稿料が支払われる[2]。
編集者
以下は『天文月報』各号の巻末に「編集長」「編集委員長」「発行人」の名目で氏名が記された者のリストである。なお1970年~1991年の間は、編集者の氏名が誌面に書かれておらず、編集長に当たる人物が不明である。
- 2021年7月-:江草芙実
- 2019年7月-2021年6月:松田有一
- 2017年7月-2019年6月:小宮山裕
- 2013年3月-2017年6月:青木和光
- 2011年2月-2013年2月:柏川伸成
- 2009年3月-2011年1月:兒玉忠恭
- 2007年4月-2009年2月:和田圭一
- 2003年4月-2007年3月:土橋一仁
- 1999年4月-2003年3月:上野宗孝
- 1997年7月-1999年3月:末松芳法
- 1995年8月-1997年6月:関口和寛
- 1993年8月-1995年7月:谷川清隆
- 1991年7月-1993年7月:佐藤修二
- 1979年-1981年:成相恭二
- 1970年1月-:森本雅樹
- 1947年1月-1969年12月:廣瀬秀雄
- 1924年2月-1944年10-12月:福見尚文
- 1908年4月-1924年1月:本田親二
脚注
注釈
- ^ 入会資格に特に制約のない準会員の年会費が8,000円のため、定価+送料を12ヶ月払うよりも準会員になったほうが安く購読できる。
出典