NHK午前0時のニュースは、NHKの定時ニュースのうち、総合テレビで毎週日曜日(翌月曜日)午前0時から放送されているものについて触れる。
概要
NHK総合テレビにおけるニュース番組としては、放送日付上(午前4時15分を1日の基点とする)では最終版に当たることが多い(時期により異なる)。総合テレビが午前0時台に定期放送を開始したことで午前0時に定時ニュースを放送することとなった。
参考として、午前0時までに放送を終了していた1970年代の総合テレビ最終ニュースは「NHKきょうのニュース」であり、その日の放送の最終番組としても放送していた(なお、夏休み・年末年始・春休みとゴールデンウィーク期間中は放送時間を延長していたため必ずしも最終番組ではなかった)。1984年から1988年の『きょうのスポーツとニュース』『NHKナイトワイド』放送時には最終番組がニュースで無かった時期もあった(その時期は環境映像が放送されていた)。
その後1988年4月にNHKニュースTODAYが始まる。当初は21:00-22:20までの80分枠で放送されていたため、23時台のニュースは規模を縮小して23:35-23:40にローカルニュースの最終版、次いで23:40-24:00(正確には23:57.30秒)までその日の最終番組を兼ねた「ニュースと解説(ニュース&コメンタリー)」が放送されたが、半年後の同年10月からニュースTODAYの規模縮小に付随する形でNHKナイトニュースが23:20開始(終了時間は変わらず。スポーツニュースを充実)でスタートさせている。
第1期
1993年度・1994年度の2年間、午前0時にニュース番組を放送している。当時の編成は22:45『スポーツタイム』、23:00『NHKニュース』、23:10『視点・論点』、23:20『ナイトジャーナル』、0:00『0時のニュース(最終番組)』。1990年代は深夜放送を拡大した時期であり、1995年度からは0:55に移る。
第2期
2000年度から2005年度まで6年間、0時から15分間のニュースを放送した。これは『NHKニュース10』の放送期間と同じ。この時期の平日深夜の編成は0時から15分間ニュース、1時以降に5分間(最終)のニュースを放送。1時以降の最終ニュースは日によって放送時間が異なる。夜勤担当アナウンサー(原則として男性)が担当し、ニュース・スポーツニュース・気象情報と市況(海外指標)を放送した。
2006年4月3日から『ニュースウオッチ9』開始に伴い、0時のニュースと、0時前に放送していた解説番組『あすを読む』の後継『時論・公論』を集約、『スポーツ&ニュース』を放送(23:30-23:55)。1時から10分間のニュースが最終となる。2007年度から2009年度は、1時のニュースを統合し、『きょうのニュース&スポーツ』を放送(23:30 - 0:10)。0時からニュースと気象キャスターによる気象情報を放送していた。
この頃より、国会で成立した法律を紹介するようになる。
第3期
2010年度に0時の15分ニュースが復活。深夜の編成が変わり、BS1で放送していた経済ニュースが総合テレビの新番組『Bizスポ』に移行。23:25『Bizスポ』(金曜は22:55『Bizスポワイド』)、23:50『時論・公論』、0:00-0:15『NHKニュース』となり、経済・スポーツは『Bizスポ』で、それ以外の一般ニュースを0時のニュースで伝える。
2000年の時と違う点はスポーツニュースが存在せず、担当アナウンサーが固定され、気象キャスターも登場する。2010年度は出山知樹アナがニュースを担当し、気象情報は斉田季実治気象予報士が担当。新しくオープニング映像とテーマソング(作曲・菅野祐悟、コンピレーション・アルバム「NHK ニュースの音楽 2010」に収録)が用意され、背景のスクリーンに未来のニュースセンターを想像して制作されたCG映像が映し出されている。
ニュースと気象キャスターの2名体制は『ニュース&スポーツ』の名残。出山は『ニュースウォッチ9』のニュースリーダーと関東甲信越ローカルの最終ニュース(基本放送時間は22:50からであるが、特番を編成する際には時間が変動する)を兼務している。斉田は『首都圏ニュース845』を兼務。
2011年4月4日からは構成、内容はそのままで『NHKニュース24』としてキャスターを変更して放送。(ただしテーマソングとタイトルは変更なし。オープニングの口上も「○月○日、午前0時になりました。ニュースをお伝えします」となっており、正式題名は名乗っていない)
第4期
日曜日に限り、通常の定時ニュースとして放送。ニュースと気象情報の5分間の放送。担当は夜勤シフトのアナウンサー。
関連項目
NHKニュース (午後6時)では、NHKニュースのうち、総合テレビで毎日18:00~18:10枠に放送されるものについて述べる。
概要
- 正午、午後7時と同様、主要ニュースに位置づけられている為、原則、正午のニュースのキャスターが担当する。但し、政局、災害等のニュースがあった場合はキャスターの横尾泰輔(佐藤龍文)が特設セットにて解説委員と共に伝える為、その場合は代理としてNHKニュース7:サブキャスターの久保田祐佳、守本奈実、(高瀬耕造)が担当する。
- 5秒間のオープニングが有り、気象情報は無く10分間全国のニュースという構成。
- 年末年始、上記の重大なニュース、年6回12週+αほど、前番組が大相撲本場所中継となるが、延長した場合は開始時間の遅れ、もしくは休止がある。
- 毎年12月28日(土日と重なる年は26日or27日)は、一部の地方放送局では『ローカルニュースハイライト』を放送するため休止になる。
- 2011年度からリアルタイム字幕放送を実施している。
- 土曜日のエンディングは佐藤龍文の「6時のニュースをお伝えしました、続いて海外ネットワークです」という口上で締める。
放送枠の変遷
平日
- 1991.04 - 1992.03…18:00 - 18:10
- 1992.04 - 1996.03…(『イブニングネットワーク』に内包されたまま放送)
- 1996.04 - 1997.03…18:00 - 18:07
- 1997.04 - 1998.03…18:00 - 18:10
- 1998.04 - 2002.03…18:02 - 18:10(各地の地域情報番組に内包)
- 2002.04 - 現在…18:00 - 18:10(一時期、地域によっては地域情報番組に内包されていた)
土曜日
- 1989.04 - 現在…18:00 - 18:10
日曜日
- 1993.04 - 現在…18:00 - 18:10
祝日
- ????.?? - 現在…18:00 - 18:10
年末年始
- 上記にかかわらず18:00 - 18:05
歴代キャスター
期間
|
平日(祝日も含む)
|
土日1
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(不明) |
1993.4.4
|
不明
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『7時のニュース』 キャスターが兼務
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1993.4.5 |
1995.4.2
|
石澤典夫2
|
森田美由紀3・4
|
1995.4.3 |
1999.3.28
|
末田正雄4
|
宮田修3
|
1999.3.29 |
2000.3.26
|
畠山智之3
|
2000.3.27 |
2003.3.30
|
武田真一4
|
石澤典夫3・4・5
|
2003.3.31 |
2004.3.28
|
伊藤博英3・5
|
2004.3.29 |
2005.3.27
|
藤井克典4・6
|
2005.3.28 |
2006.4.2
|
登坂淳一4・6
|
2006.4.3 |
2007.4.1
|
登坂淳一4
|
寺澤敏行4・6
|
2007.4.2 |
2008.3.30
|
谷地健吾4・6
|
2008.3.31 |
2010.3.28
|
横尾泰輔4・6
|
2010.3.29 |
現在
|
横尾泰輔4
|
佐藤龍文4・6
|
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エピソード
オープニングの変遷
※全てCG。背景は特記以外全てお天気カメラの映像である(現在は基本的に隅田川方面を映し出している)。
- 1990.04~1995.03 画面左上に菱形が一瞬だけ現れ、その場所から「NHKニュース」のロゴがゆっくりと残像を残しながら右下に移動するテロップアニメ
- 1995.04~1997.03 映像も音楽も当時の「正午のニュース」の短縮版のような感じで、土星の輪のような物体に沿って黄色の「NHK」「ニュース」が順に現れ、輪が消えると右下に移動して小さくなるCG
- 1997.04~2002.03 青い背景に白い「H」の文字が浮かび、ズームアウトして「H」が「NHK」の一部だったことがわかると同時に、右上から「ニュース」が登場し所定の位置にロゴが納まると光って黄色に変わり、背景もCGから波紋を描くようにお天気カメラの映像に切り替わり、ロゴは右下に移動して小さくなるCG(2010年度まで土日・祝日朝5時、日曜・祝日朝6時の「NHKニュース」で使用されていたオープニングとほぼ同じである。)なお、過去に放送していた深夜0時からのニュースもこれと全く同じ物を使っていた。
- 1998.04~2002.03の平日の放送は、各地の地域情報番組に内包のため、オープニングはなくなり(1999.04~2002.03は冒頭で日本列島のイラストを表示、重大ニュースで6時開始の場合は定時ニュースと同様の右下に白テロップのタイトル表示)土日・祝日でのみの使用となる。
- 2002.04~2009.03 2002.04~2004.03は「5時のニュース」でもほぼ同じオープニングが使用されていたが、2004.4以降は全く別のものを使用している。
- 2009.04~ オープニングテーマは渡辺俊幸が作曲した(コンピレーション・アルバム「NHK ニュースの音楽 2010」に収録)。
NHKニュース (正午) |
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ジャンル |
報道番組 |
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出演者 |
【月 - 金】横尾泰輔 【土・日】佐藤龍文 【祝日】現在は祝日でも前者2名のローテーション体制がとられる |
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オープニング |
作曲:渡辺俊幸 |
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製作 |
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制作 |
日本放送協会(NHK) |
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放送 |
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音声形式 | モノラル放送 |
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放送国・地域 | 日本 |
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放送期間 | 1954年 - |
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放送時間 | 【月 - 金】12:00 - 12:20 【土・日・祝】12:00 - 12:15
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放送分 | 【月 - 金】20分【土・日・祝】15分 |
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特記事項: 正式な開始時刻は11:59.55。後半5分はローカルニュースを放送。 |
テンプレートを表示 |
正午(午後0時)に放送する『NHKニュース』は、NHK総合テレビジョンおよびNHKワールド・プレミアムで放送されているニュース番組である。1954年放送開始。通常は「正午のニュース」や「お昼のニュース」と言われる。日本の昼に放送される報道番組では依然として定時ニュースのタイトルで番組放送開始当時から放送されており、民放(東京キー局)の報道番組がニュースネットワーク名を冠した報道番組名に変わっていく中で、この番組はある意味大きな存在の昼のニュース番組として君臨を続けている。
概要
- 放送時間は平日が12:00 - 12:20、土曜日・日曜日・祝日・年末年始が12:00 - 12:15、前半15分間(平日以外は10分間)は全国のニュース、為替と株の値動き(平日のみ)、後半の5分間は各地のニュース[1]を伝える。
- 正午前に気象情報を放送するため、天気予報は放送しない。
- 通常、定時のNHKニュースではキャスターは画面の中央に映っているが、唯一、キャスターが画面右側に映り、その左側にトピックスの画、写真を映している。[2]
- 2001年からリアルタイム字幕放送を実施。
- 重大なニュースがあった場合、放送時間を延長することがある。放送時間の変更が決定している場合、担当アナウンサーが冒頭の挨拶で全国のニュースを何分まで放送するかを告知する(事前に発表している場合もあれば、放送中に延長が決まる場合もある)。[3]
- 毎年8月15日は全国戦没者追悼式生中継のために12:05から放送。中継が終わるとオープニング映像を使用せずに切り替わる(定時の『NHKニュース』と同様の演出)。選抜高校野球決勝戦開催時は平日でも12:15で終了(全国10分、ローカル5分放送)となる場合が多い。
歴代キャスター
期間
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平日(祝日も含む)
|
土曜日
|
日曜日
|
1954 |
1984.4.1
|
不明
|
不明
|
1984.4.2 |
1985.3.31
|
明石勇
|
1985.4.1 |
1985.6.30
|
岩井正
|
1985.7.1 |
1989.4.2
|
斎藤季夫
|
1989.4.3 |
1990.4.1
|
石戸谷健一
|
名取将
|
1990.4.2 |
1991.3.31
|
川端義明
|
1991.4.1 |
1993.4.4
|
明石勇
|
伊藤博英
|
1993.4.5 |
1994.4.3
|
末田正雄
|
森田美由紀
|
1994.4.4 |
1995.4.2
|
明石勇
|
1995.4.3 |
1996.3.31
|
佐藤淳
|
1996.4.1 |
1998.3.29
|
小野卓司
|
1998.3.30 |
1999.3.28
|
畠山智之
|
1999.3.29 |
2000.3.26
|
武田真一
|
2000.3.27 |
2001.4.1
|
武田真一
|
阿部渉
|
石澤典夫
|
2001.4.2 |
2003.3.30
|
出山知樹
|
2003.3.31 |
2004.3.28
|
出山知樹
|
2004.3.29 |
2005.3.27
|
藤井克典
|
2005.3.28 |
2006.4.2
|
登坂淳一
|
2006.4.3 |
2007.4.1
|
登坂淳一
|
寺澤敏行
|
2007.4.2 |
2008.3.30
|
谷地健吾
|
2008.3.31 |
2010.3.28
|
横尾泰輔
|
2010.3.29 |
2012.4.1
|
横尾泰輔
|
佐藤龍文
|
2012.4.2 |
現在
|
高瀬耕造
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井上二郎
|
備考
- 平日担当者について
- 2011年度では午前11時、午後1時、午後6時のニュースも担当する。
- 6時のニュース兼任は1995年度から。1980年代以前は不明。
- 斎藤は1989年度のみ午後7時のニュースを兼務。
- 土日担当者について
エピソード
ローカルニュース
- ローカル枠は原則として各県域放送局のアナウンサーが持ち回りで担当する。夕方6時台のローカルニュース番組に出演するキャスターが担当する放送局もある。
- 首都圏では全国ニュース担当キャスターが兼任したが、2004年10月からは平日は以下のキャスターが担当している。ただし、災害や重大ニュースが発生して時間が大幅に延長された時は別のアナウンサーが担当した(一時期は定時放送でも行われていた)。週末・祝日・年末年始は従来通り全国ニュース担当のアナウンサーが兼任している(災害や重大ニュースが発生して時間が大幅に延長された時は別のアナウンサーが担当)。
- 備考
- 大相撲や毎年8月に開催される高校野球などスポーツ中継期間中は担当アナウンサーが変更になる事が多い(スポーツ中継期間中以外でも変更となる場合が稀にある)。
- 2009年1月13日 - 3月27日は安部が産休で途中降板したため。代役を担当した。
震災関連ニュース
- 2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、震災関連報道を続けたが、通常編成に戻った後も 仙台から東北地方向けに震災関連ニュースを放送していた。4月当初は12:15から12:38までは東北ブロックニュース、12:38から12:43までは各県ローカルニュースを放送していたが、7月から順序が変わり、12:15から12:20までは各県ローカルニュース、12:20から12:43(全国ニュース延長の場合は12:45)までは東北ブロックニュースを東北地方全チャンネルで放送していたため、同時間に放送されていたひるブラや金曜バラエティーは、9月9日まで震災関連ニュースに差し替えられ休止されていた。9月12日からマルチ編成となり、総合サブチャンネルでひるブラを開始し、9月16日から金曜バラエティーが再開した。ワンセグ放送、メインチャンネル、岩手・宮城・福島の地上アナログテレビ放送(2012年3月31日終了)では震災関連ニュースを継続中。NHKの番組表では「震災ニュース」と表示されている。[4]
歴代のオープニング
- 1954.4~1969 詳細不明
- 1970頃~1975頃 ブルーのパターンに金文字で「NHKニュース」のロゴ
- 1975頃~1982.12 ブルーバックに白文字で「NHKニュース」のロゴが形成されていく映像
- 1983.1頃~1985.3 青色の背景に白い「NHKニュース」のロゴが横になった状態から、上に延びてアングルが上部に切り替わる実写映像
- 1985.4~1988.03 ニュースセンター(現在のCT-510スタジオ)のスタジオを背景にして、青縁白の線が右側から現れ「NHK」のロゴに変化し、続いて上部から無数の横線が上へ下へ動きながら集まり「ニュース」のロゴを形成するテロップアニメ
- ※以降のオープニングは全て代々木公園(東京都渋谷区)や新宿副都心(東京都新宿区)を映したお天気カメラの映像を背景として使用。
- 1988.04~1989.03 詳細不明
- 1989.04~1990.03 波紋のように輪が広がり、続いて弧が広がって鳥篭のような形になって回転し、黄色の「NHK」ロゴが現れ中央に移ると、鳥篭は上下二つに分かれ「NHK」はやや左上に移り銀色の「ニュース」ロゴが下から現れる
- ※ここまでは正午の時報[5]が流れたあとにオープニングが開始していたが、以降はオープニングと時報が一体化し、実際のスタートは11:59.55からとなり正午前から音楽が流れるようになる。
- 1990.04~1993.03 CGで作られた水色のアナログ時計が正午を指し、そのまま時計を突き破り、お天気カメラの映像に切り替わって無数の立方体が出現し、一部の立方体が「NHKニュース」を形成(同時期の7時のニュースとほぼ同一)
- 1993.04~1995.03 CGで作られたアナログ時計が正午を指し、中央から波紋を広げるようにお天気カメラの映像に切り替わり、中心から橙色と黄色の弧が次々に広がり、そのうちの一つにズームして上から「NHK」下から「ニュース」のロゴが現れ合体(音楽は当時の『NHKニュース9』と同一)
- 1995.04~2000.03 全体的に先代のマイナーチェンジという印象で、CGで作られたアナログ時計が正午を指し、中心を残してお天気カメラの映像に切り替わり、時計の中心だった部分は周りにいくつもの輪が付き土星のようになり、その輪の最も大きいものに沿って「NHKニュース」のロゴが出現(前半部分は『NHKニュース7』の初代オープニングの色と短針を変更したのみ)
- 2000.04~2004.03 冒頭から背景はお天気カメラの映像で、銀色の円に内側に12本の短い線が入ったシンプルな時計が正午を指すと、3つに別れながら倒れ、そのうちの一つが緑色の地球儀となって右側に消えていくと同時に、金色の「NHKニュース」が下から出現
- ※以上のオープニングはBSや地上デジタル放送でサイマル放送される場合はタイムラグが発生するため、時報部分が別の映像に差し替えられていたが、以降は時報が消滅したため全てで同じ映像が流れるようになった(ただし、NHKワールドは正午を指す時計が出たところから画像のフェードインで入る[6])。
- 2004.04~2009.03 先代の時報カット版で、時報がなく3つの輪が重なって正午を指す時計になる部分以外は全く同一である。[7][8]
- 2009.04~現在 最初に、12の位置に銀色の針が付いた赤色の輪が出てくる。それに目盛りが付いた白の2つ目の輪と青の3つ目の輪と、銀色の4つ目の輪が出てきて、重なり合う。輪が白く光った後、輪が再びバラバラに分解されると共に、金色の「NHKニュース」という横一直線に書かれた文字が右下から出てくる。やがて、輪が消え、「NHKニュース」の文字が白く光る。なお、2009年度から全てのNHKニュースのオープニングCGとBGM、番組ロゴ(「ニュース」のフォント)が一斉に変更されている。オープニングテーマは渡辺俊幸が作曲した(コンピレーション・アルバム「NHK ニュースの音楽 2010」に収録)。
備考
- 「BS列島ニュース」開始以降、ローカルニュース終了時にNHKニュース専用の「終」の表示なしに、全国向けニュースと同様に「NHKニュース」のロゴのみを表示する地域が多い。関東地方では土日祝も表示がない。
- NHK神戸放送局の放送エリア(兵庫県内)では、その時刻になった瞬間に、当放送局のオリジナルロゴのテロップ(風見鶏に見立てたもの)がテレビの画面の右下に流される。
NHKニュース (午後8時45分)は、NHK総合テレビジョンで土曜日と日曜日の20:45から放送されているニュース番組である。海外向けのNHKワールド・プレミアムでも総合テレビと同時放送され、ノンスクランブルで視聴可能となっている。
番組概要
- 言わば、NHK平日21時のニュース(現在は『ニュースウオッチ9』を放送)の週末代替番組扱いを兼ねている(年末年始の特別編成でニュースウオッチ9が休止となる12月29日~翌年1月3日の平日も同様)。画面右下に「NHKニュース」のタイトルのみ表示され、オープニングはない。前半10分間は全国のニュースを放送し、残りの5分間は各地域ごとのローカルニュースと気象情報(2011年6月〜9月中旬まで、関東地方ではさらに明日の電力の使用量の予報もあった。)が放送される。
- 北海道地方での日曜日の放送ではローカルニュース終了時も平日の正午のニュース終了時と同様「NHKニュース」のタイトルのみ表示され、「終/制作著作NHK」の表示がない。
- 土曜日は19:30からの特番、21時からの土曜ドラマ、日曜日は20時からの大河ドラマ、21時からの『NHKスペシャル』と、前後に視聴者が多い。特に日曜日は毎週、視聴率ランキングの上位に登場しており、視聴率はおおむね20%前後と高い数字である。
放送時間
- 20:45~21:00(NHKプロ野球や特集番組がある場合、開始時刻が変更になる場合がある。また、NHKワールド・プレミアムではBS1のプロ野球中継を同時放送する場合や独自編成における国内放送番組の時差放送が20時45分を超えてまたがる場合は休止となり、後時間帯のNHK BSニュースの放送で代替する場合がある(この場合でもノンスクランブル放送となることがある)。)
キャスター
期間 |
土曜日 |
日曜日
|
2000.4.1 |
2001.4.1
|
石澤典夫1・2 |
阿部渉
|
2001.4.7 |
2003.3.30
|
出山知樹
|
2003.3.5 |
2004.3.28
|
伊藤博英1・2
|
2004.4.3 |
2008.3.30
|
末田正雄2
|
2008.4.5 |
2011.4.3
|
野村正育2
|
2011.4.9 |
2012.4.1(予定)
|
高瀬耕造3
|
2012.4.7 |
(予定)
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佐藤龍文3
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- 1 『NHKニュース (午後6時)』を兼務。
- 2 『NHKニュース7』メインキャスターを兼務(不在の場合は『ニュース7』の平日メインキャスターが代役を務める。)。
- 3 『NHKニュース7』サブキャスターを兼務(不在の場合は『ニュース7』の平日サブキャスターが代役を務める。)。
|
- 石澤は当時教育テレビにて『新日曜美術館』の司会を担当していたため、土曜のみとなっていた、そのため日曜は土曜の正午のニュースを担当していた阿部と出山が担当、このため日曜の正午は石澤が担当していた。
- 関東地方(首都圏)のニュースも上記のキャスターがそのまま担当(東日本大震災(2011年3月19日〜4月10日)など大きな災害や、関東地方に当日重大ニュースが入ってきたときは、関東地方のニュースも別のアナウンサーが担当する場合がある。東日本大震災時を除き、普段は池田達郎アナウンサーが担当することが多い。)。
脚注
- ^ 原則として県域(放送局単位)のニュースを放送するが、北海道・東海3県・近畿・福岡県はブロック単位で放送される。さらに、北海道では札幌以外の各放送局で、近畿では大阪局以外の各放送局でそれぞれ放送局単位の任意により地域・県域ニュースの差し替えがある(平日のみ。差し替えがないときもある)。
- ^ 2011年9月5日の放送では台風12号の大雨被害のニュースのときのみキャスターが画面右側に映り、左側には置かれた可搬式のディスプレイにトピックスの画、写真が映し出された(NHKニュース7とほぼ同様であるが、位置はニュース7放送時とは逆)。これは当日午前10時・11時のニュースも同様だった。
- ^ 2011年8月29日は民主党代表選挙関連のニュースを中心に11:00に繰り上げて放送。立候補者の最後の訴えの模様を放送する都合上、昼前の地域情報番組やひるブラに限らず、気象情報も休止され、総合テレビでは気象情報休止の代わりに11:57~12:00の間、各地域の天気をループ表示で対応した(一部地域のワンセグとNHKワールド・プレミアムでは表示無し。画面左上のヘッダ表示もこの間左下に移していた)。
- ^ ただし、2011年6月14日と8月9日は、12:38から宝くじ抽せん会(前者はドリームジャンボ。後者はサマージャンボ)の中継のため、ブロックニュースは5分短縮。また、6月23日は「沖縄全戦没者追悼式」中継のため、東北ブロックニュースは休止し、各県ニュースのみ放送。8月29日は「民主党代表選挙」関連のため東北ブロックニュース・各県ニュースとも休止となった(ブロックニュース・各県ニュースは15:10からの5分間の放送で代替された)。また、9月19日以降の祝日は震災関連二ュースが休止となるため、ほかの地域同様全チャンネルで『ひるブラ』や『金曜バラエティー』が放送された。年末年始も12月29日~翌年1月3日は震災関連ニュースが休止となった。
- ^ ラボブログ
- ^ 実質的に12:00の飛び乗り。なお、国際放送でも2007年3月25日放送分は能登半島地震関連のニュースの放送があり、前番組の関東・甲信越地方ローカルの気象情報の同時放送を行った関係で、2010年6月4日には11:00からの民主党代表選挙の特設ニュースと通常、国際放送では放送されていない11:54からの気象情報も同時放送された関係で国内地上波・BSと同様に11:59.55からのオープニング映像がそのまま流れた。東日本大震災の特設ニュース放送時も前時間に11:54からの気象情報も同時放送された関係で11:59.55からのオープニング映像がそのまま流れている。
- ^ ただし、2007年7月16日は新潟県中越沖地震関連のニュースを前時間帯から放送していたためオープニング映像の放送はなかった。
- ^ 2009年1月4日はニューギニアで発生した大地震による津波注意報関連のニュースを前時間から行っていたためオープニング映像の放送はなかった(通常のNHKニュースと同様に右下に「NHKニュース」のロゴが表示されるだけである)。さらには逆U字型画面で放送した上で関連の速報テロップを流していたほか、画面右下に発生域の地図テロップを表示していた(各局別のローカルニュースでも表示。NHKワールド・プレミアムでは逆U字型画面が表示された以外、どちらも表示はされなかった)。