利用者:Bonfire12/第一作業場
『パタゴニア』は、椎名誠による日本の旅行記、私小説。1987年、情報センター出版局より刊行された。 あらすじある日突然「私」の妻がうつになってしまった。しかし「私」には3日後にパタゴニアへの旅行計画が控えている。主治医の勧めもあり、妻と家庭への不安を残したまま「私」はパタゴニアへと旅立つ。 「私」はパタゴニアで、チリ海軍の軍艦リエンテールに同乗し絶海の孤島ディエゴ・ラミレス諸島に向かった。この艦には、ディエゴラミレスに常駐している兵士の交代要員がのせられているのだ。 解説本作は一般には旅行記とされているが、その内容から旅行記の形を借りた私小説とラブストーリーであるとする者もいる[1]。ただし椎名にそのようなつもりはなく、専ら旅行記として書かれたものである[1]。 書評家の北上次郎は、本作をこの時期の傑作であると評した[2]。 書誌情報脚注 |