概要
尾道ラーメン喰海(おのみちらーめんくうかい)は、広島県尾道市土堂でご当地ラーメンである尾道ラーメンなどを提供しているラーメン店である。2003年創業。店主は榎本洋士である[1]。
現在に至る経緯
尾道ラーメン
尾道ラーメンは、広島県尾道市発祥のご当地ラーメンである。
- 尾道市から福山市までの広島県東部に広がるラーメンスタイルである。鶏ガラで取った澄んだ醤油スープがベースであるが、表面に浮く液状の脂と、背脂をミンチにした塊のためこってり感も結構強い。麺は中細ストレートで少加水である。さらりとしているが濃厚なスープを絡め過ぎないが、一体感は充分である。一般的な尾道ラーメンは瀬戸内の小魚のダシを加える為に独特の風味があるが、尾道最大の人気店朱華園(現在一時休業)は鶏ガラにごくわずかの豚骨をブレンドしたスープである。もともと尾道ラーメンというブランド名は、福山市のお土産ラーメンのメーカーがお土産ラーメンにつけたものである[2][3][4]。
尾道ラーメン喰海
尾道ラーメン喰海は、広島県尾道市土堂でご当地ラーメンである尾道ラーメンなどを提供しているラーメン店である[1]。
- 榎本洋士は、1973年に尾道市で生まれる[注 1]。尾道市内の老舗のラーメン店で2年半、高校の学食の責任者として2年。計4年半の修業を重ねて、2003年に創業した[注 2]。
- 尾道ラーメンを日本・世界に広めるべく、東京進出、物産展、ラーメンショーへの参加等も行っている[注 3]。
- ラーメン王石神秀幸とのコラボレーションで開発した炙り角煮ラーメンがある[注 4]。
- スープ : 魚系と動物系のダブルスープ。瀬戸内の小魚から煮出した魚系スープと、とんこつ・鶏ガラ・野菜などから煮出した動物系スープを調整して配合している。あっさりしているのにコクがあるスープに尾道ラーメンの定番である脂ミンチが沢山浮かべられる。
- 麺 : 広島県三良坂町で収穫されるニシノカオリだけを使用し、尾道では珍しい細麺で提供している。スープとの絡み具合が良く、また、小麦の香りが高くてコシがあり、モチモチした歯ごたえを楽しめる風味豊かな麺となっている。
- 具材 : 自家製ネギは完全無農薬栽培。食した際の口いっぱいに広がるネギの香りとシャキシャキの歯ごたえが堪能できる。
沿革
- 2003年 : 創業
- 2008年11月 : ズームイン!!SUPERに出演[5]
- 2014年5月 : 国分太一のおさんぽジャパンに出演[6]
- 2014年8月 : 鉄腕ダッシュ~広島県尾道市全長1km、坂の町で巨大流しそうめん~プロジェクトに参加[1][7][8]
- 2018年11月 : ラーメン女子博in熊本2018に参加[注 5][9]
- 2019年11月 : 大つけ麺博10周年特別企画ラーメン日本一決定戦に参戦[10]
脚注
注釈
- ^ 高校、大学時代はラグビー選手として活躍する。趣味はバイクと釣り。賑やかなことと尾道が大好きで、江戸時代から伝わる奇祭尾道ベッチャー祭り、ダーツチームなど、幅広く活動している[1]。
- ^ 榎本洋士は「…ありきたりかもしれんけど、小さい頃から尾道のラーメンが大好きじゃった。人とふれあうこと、人に喜んでもらうことも大好きじゃった。高校生の頃には、『わしゃあ将来ラーメン屋をやるで』って豪語しとった。…」と尾道ラーメンとの出会いを語っている[1]。
- ^ 榎本洋士は「…さらなる夢は…東京進出!日本全国から、世界各地から訪れる人に、ぶちうまぁ尾道ラーメンを食べてほしいんじゃ!」と語っている[1]。
- ^ ベースは醤油の尾道ラーメンと同じスープに鹿児島産の豚バラ肉を分厚く豪快にカットし、約10年継ぎ足して守ってきた秘伝のタレでじっくり煮込んだ角煮の表面を炙り香ばしさを際立たせている[1]。
- ^ ラーメン女子博のプロデューサーの森本聡子は「広島・尾道よりラーメン女子博初登場。看板メニュー2種類をこだわりの限定麺にアレンジしてくれました。1つ目は、動物系と魚介系のWスープにモモ肉とバラ肉の2種類の贅沢なチャーシューを乗せたシンプルな尾道ラーメン!あっさりなのにコクのある醤油スープが特徴です。2つ目は、尾道名物で生産日本一を誇る無農薬レモンとソフトイカ天を乗せた瀬戸内海香る塩レモンラーメン!本場地元の大粒背脂とのマリアージュを楽しんで。」と述べている[9]。
出典
関連項目
外部リンク