利用者:擬古猫
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出典: あやしい書房『擬古猫の歴史』 擬古猫(ぎこねこ gikoneko 1999年7月20日 - )は、ネットキャラクター。あやしいわーるどIIで誕生した。 由来ギコギコとギコネコ擬古猫の「擬古」は電子掲示板・あやしいわーるどによく見られる「ギコ」であり、つまり「ギコギコ」(インターネットスラング)から由来する。「ギコギコ」とは電子掲示板に入り浸り時間を過ごす事を指す。つまり、擬古猫は板に入り浸り時間を過ごす猫。しかし擬古猫の名のとおり擬古つまりは昔のような表現を現代的に再現する猫、という意味も含む。 そもそも、ギコギコの発端は、当時のあやしいわーるど常連、コブラ氏があやしいわーるどニフティーサーブ時代にニフティに行った際に会った富士通社員のチャットでの笑い方が「ギコハハハ」であり、変じて「掲示板で笑いあう様」を称して「ギコギコ」と命名されたのが由来である。 当時も今も住人は何時間となく掲示板に居座る、つまり常駐し、さらに変じてネット中毒になる様、あるいはその状態を自虐的にギコギコと称してきた。活用形として「ギコる」「ギコった」などがある。 ギコハハハ 1999年、桃井はるこが、あやしいわーるど@クリスマス島に来訪した事も特記しておこう。以後、桃井はるこは名誉島民となる。
ギコハニャーン CLAMP作カードキャプターさくらにおける主人公、木之本桜の裏の口癖、「はにゃ~ん」を上記のギコと足したもの。Winamp用日本語スキンで有名なゆなそふとの棚井慎一氏の発案とされる。同義語に、LeafによるTo_Heartのヒロイン、HMX-12マルチの「はわわわわ」を足した「ギコハワワワワ」、介錯作、鋼鉄天使くるみの主人公、くるみの口癖「キュイーン」を足した「ギコキュイーン」などがある。棚井氏に関しては、当時2ちゃんねるへと積極的に文字絵等を輸出、あるいは輸入、逆輸入していたと思われる節があり、そのログもあやしいわーるど@みらいに残っているはずである。この件で棚井氏はいわゆるゲスッ関連と思われる人々の壮絶な荒らしや非難を受け、一時あやしいわーるどを撤退してしまう。詮無い事である。なぜ覚えているかというと、空白名義であやしいわーるど@ゆなそふとのバナーを作成したからである。
顔文字1990年代、パソコン通信において「ヽ(´ー`)ノ」の顔文字が流行していた。初出は諸説あるが、この顔文字をはじめとしてさまざまな顔文字が草の根BBS、インターネット上、アングラ系掲示板、IRCなどで利用されていた。そのなかにはあやしいわーるどが初出のものもあった。 顔文字の例 :-) :D XD (^_^;) \(^o^)/ (;_;) (^^; ヽ(´ー`)ノ (;´Д`) ъ( ゚ー^) (゚Д゚) (`Д´) (^Д^) ( '-') (-_-) (´ー`) (ノД`、) 文字絵ギコネコとなる最初の文字絵はあやしいわーるど@本店昼の部で誕生した。 ∧ ∧ (´ー`) U U 当初は顔のみ。この文字絵に胴、足、尻尾が付け足され、住人たちの間で流行。 ギコネコ・オリジナル ∧ ∧ ~′ ̄ ̄(´ー`) UU ̄ ̄ U U その後、「ギコギコ」つまりは「ギコ」と猫の鳴き声「ニャーニャー」から発展させて「ギコニャーニャー」という台詞を文字絵に喋らせた住人がいた。 さらにそれを「ギコネコ」と呼んだ住人がいたりした。 こうして、ギコネコはあやしいわーるどの住人たちの間で定着することになった。決して自然発生するものではなく、個人個人がそれぞれの場などにおいて作り上げた創作物である。
擬古猫誕生あやしいわーるどIIで誕生。参考ログからわかるように最初から文字絵が付いていた訳ではない。 当時からあやしいわーるど界隈をさすらっており、本店昼の部の空白に「ギコネコなのに文字絵がないのはおかしい」と指摘され、文字絵が付く。
変遷当初はそのままのコピー&ペーストであったが、胴を短くしたあたりからその通常形態は変化した。 擬古猫 ∧ ∧ ~′ ̄ ̄(´ー`)<初期型 UU ̄ ̄ U U ↓ ∧ ∧ ~′ ̄(´ー`)<現在 UU ̄ U U ↓ ____ ∧ ∧ |\ /(´~`)<変化球 | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |=みかん=| \|__________| ↓ ∧ ∧ /(´Д`)ノ<汎用  ̄ ̄ ̄ ̄| 擬古猫誕生以前と擬古猫誕生後以前の猫の文字絵は、明確にギコネコという統一されたキャラクターではなく、猫の代名詞で利用されてきた。もちろんギコネコ的なキャラクターの原点がまったく無かった訳ではない。おおむねそれは自虐的または笑える瞬間を切り抜いた一コママンガの形態を持っていた。 その後、様々なパターンの文字絵が発展する。 擬古猫以前ログを見れば、1999年時点において、猫の文字絵は既に完全にテンプレート化しており、文字絵ホーダイ(文字絵貼り付け放題)などが行われているのがわかる。
擬古猫以後以前はキャラクターとして完全に確立した存在とはいえないギコネコだったが、ちょっとやんちゃ風でひねくれた感じのキャラクター付けをしたところこれが大いにウケてしまう。そのうち騙りと呼ばれる擬古猫の投稿ではないニセモノまで現れる。通常固定と呼ばれるハンドルネーム利用者はこれをよく思わず、否定していたりしたのだが、擬古猫は逆にある程度容認しそのキャラクター性も取り込んだ事は、少なく見積もってもエポックメイキングといえる。
圧倒的投稿量検索するのもかったるいが、投稿量が圧倒的だった。各掲示板を渡り歩き、同時に三板で平行に違うネタをやっていた。それほど擬古猫はヒマだったと見える。その他、ICQ、IRCなどを開いて並行的に常駐していた。繰り返し言うが、擬古猫は相当ヒマだったと見える。
擬古猫とギコ猫の違いギコ猫は顔の表情によってキャラクターの分化が行われるため、各キャラクターごと、ほぼ一種類に固定されている。 ギコ猫は主にプロポーショナルフォント主体の掲示板で利用される。擬古猫は主に等幅フォント主体の掲示板で利用されている。よってギコ猫、擬古猫はフォントの違いによりその表現方法がかなり異なる。また、性格も様々に分化した各キャラクターごとに異なる。ここでは主に擬古猫を代表にして違いを比較してみるが、ギコ猫に関してはWikipedia本家のページを参照されたい。 擬古猫 ギコ猫 表情 変化 ほぼ固定 体格 変化 リアル化 フォント 固定ピッチ プロポーショナル 性格 腹黒まったり キャラクターごとに異なる 変化の例 | | ブゥ | ∧ ∧ ε= ′ ̄(`Д´)<ムキィムキィ | __ | ||| ||| UU U U ∧ ∧ し´⌒(´ー`)<まったりしようよ 三三νν⌒νν (妄想全開だなワラタ) o 。 ∧ ∧⌒ヽ (´ー`)( )~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 極端な例 ∧ ∧ (´ー`)<ギコハニャーン | | | | | | | | | | | | / | ~′ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | UU ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ U ̄U ∧ ∧ /(´ー`)<あやしい /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \| |\ | |/ | | |_____| | | |__Λ__| | | | | |_| |_| ノ | | ヽ (___| |___) ∧∧ /⌒ヽ) ~(__) ∧ ∧ (´ー`)<おっヤルかぁ? ( つ _`つ ~ヽ ) ) ノ丿 ∪∪ 擬古猫のキャラクター設定擬古猫の投稿は板を舞台にした、リアルタイムのコミック劇のようなものである。そのためキャラクターとしての擬古猫に関しては様々な架空の設定が存在する。 キャラクターあやしいわーるど上をただよう情報であり、擬人化された架空の猫。投稿者の脳内にのみ、その実体があるため、現実には実体のない情報としての存在と認識される。 繁殖その繁殖は電子掲示板などの閲覧によって行われる。つまり、電子掲示板などを閲覧し、その情報を参照した瞬間に閲覧者の脳内にキャラクターとしての擬古猫が認識され、同時に閲覧者の脳内に存在する。その後も情報を参照し続けることで閲覧者の脳内で繁殖、分裂、突然変異を起こす。閲覧者が擬古猫またはその亜種を掲示板に投稿、あるいはその他のメディアに投稿した瞬間に繁殖が完了する。 変異・亜種情報としての存在であるため、その容姿は変幻自在である。板のノリによっても変化し、妖怪のようでもある。 擬古猫に限ったことではないが、コピー&ペーストをはじめとしてその造形が容易であるため亜種が多数存在する。掲示板上で他人が作った文字絵も貪欲に取り込む事がある。表現においてはこの種の自由がないと発展が難しい。 参考:*擬古シリーズ 依代(よりしろ)擬古猫による、投稿者の設定上の呼び名。通常、電子掲示板では、「投稿者の投稿が投稿者本人の投稿」とされるが投稿者とキャラクターを分離する必要があるため、投稿者のことをこう呼ぶ。が、時に投稿者も混同するため紛らわしい。 幼女化少女に変化する。このときの投稿名は「ぎこねこ」である。 ぎこねこ ∧ ∧ ノ ハ \ ノ ∂.∂)<おかしいっこくれる? (∩∩ γ~/___| U U ∧ ∧ ___ ノ ハ \ |\ γノ ∂.∂)<わたしはいらないこどもなの | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |=捨て猫=| \|__________| ∧ ∧ ノ \ ノ人人人人 ( ) γ~/_A| U U ∧ ∧ ノ ハ \ ノ*x x)<キャアアアアアアァァァァァァ (∩∩ γ~/___| U U 擬古猫文字絵テンプレ当初はAi-softのIME・WXGのバグとおぼしき仕様、【単語登録に改行が登録できる】事を利用していたが、Windows更新の度にIMEが頻繁に変わり面倒くさくなったため、テンプレートファイルを利用して貼り付けていく。特に整理できてないものもある。
権利関係概要文字絵は誰でも容易に改竄して利用できるため、その権利関係は複雑を極める。ただ現状においては、個人、あるいは団体が著作権を統括管理してるわけではないのでギコ猫のキャラクター利用は商業においてもほぼ自由となっている。但し、商業利用などについては異論も多い。 あやしいわーるどから2ちゃんねるへあやしいわーるどで暴走を繰り広げていた擬古猫であるが、あるユーザーによって2000年に2ちゃんねるに持ち込まれることとなり、その後ギコ猫は2ちゃんねるで爆発的にヒットした。この関係は権利問題もあり現実にいま商業活動をしているグループが隠したい事実である。当時の2ちゃんねるログという物理的証拠が無いと思われるため、確認は容易ではない。現在、記憶を元に説明できる証拠を調査中である。 (゚Д゚)の顔文字が日常茶飯事的に使われていた例 ※(゚Д゚)ハァ? という具合で使われている。
(゚Д゚)自体は罵倒時に良く使われていたものであるため、特に意識無く使っている。
ギコによく似た文字絵 当時(゜Д゚)の顔文字を使う、きちがいさんという半固定(空白であったり固定であったりした人)がいて、その真似をした例である。 投稿者:擬古猫 投稿日:1999/12/09(木)19時44分57秒 ■ ★ ◆ 木 ∧ ∧ ~′ ̄ ̄(゜Д゚)<しきゃー UU ̄ ̄ U U
すでに2ちゃんねるで利用されていた様子 逆輸入されてきたものをコピー&ペーストした例。 ※フォントの違いがあるため、等幅用フォントにリニューアルされている。多分、リニューアル分は棚井氏作。
西鉄バスジャック事件2000年5月3日・西鉄バスジャック事件が発生。 この頃の住人動向といえば、固定に比べ匿名が隆盛してきたころである。現在も実はそうであるが匿名においての自由度は計り知れないものがあり、当時のユーザーは自由に各掲示板間を行き来していた。その時、住人の動向を形付ける決定的事件がこれである。それ以前から注目されていた2ちゃんねるが、マスコミなどで大々的にクローズアップされることとなり、同時に少年を煽っていたギコ猫の文字絵がテレビなどで報道される。第一マスコットとして有名なモナーはこの頃まだメジャーな存在とは言えなかった。 なにはともあれ、この事件により逆説的に2ちゃんねるユーザーが圧倒的に増えていく。 当時のあやしいわーるど、あめぞうなどの匿名掲示板界隈は内乱あるいは工作とおぼしき分裂、移転、閉鎖騒動に巻き込まれており、多数発生した難民が2ちゃんねるに移住する。当然それまで使っていた文化も流出することになった。これをあやしいわーるど住人らは、パクリ文化と揶揄して、その対立がはじまったものと思われる。 そもそも、2ちゃんねるが注目されだしたのは東芝クレーマー事件がきっかけと見る人も多い。 それはそうと、当時の擬古猫は驚愕していた。自分の使っていたキャラクターが、殺人者の育成に加担したのではないか、「……自由とは恐ろしいことである」と。すでにギコ猫というキャラクターの利用者は、制御できないほど拡大していた。 ギコの雪像(さっぽろ雪まつり)2002年2月5日から2月11日、さっぽろ雪まつりにおいてギコ猫の雪像が立つ。この頃には既に圧倒的人気を誇るキャラクターとして浸透している様子がわかる。事件というマイナスイメージだけではない、微笑ましい出来事である。この頃、フラッシュなどのアニメーション作品なども2ちゃんねら~などの間で活発に製作されている。 タカラ・ギコネコ商標登録事件当時の擬古猫は静観していた。 substub 参考: Avex事件2005年9月1日Avexグループなどによる、商標登録等に関する事件(未解決)。 タカラ事件を踏まえて擬古猫は行動にでた。 substub 参考:
文字絵キャラクターグッズギコネコをはじめとして様々な文字絵キャラクターグッズが現在流通している。ここではその状況について記述する。 世界初の擬古猫グッズ画像2は、擬古猫のキャラクターグッズで、店頭にて頒布されたものとしては世界初のデザインである。それ以前に、販売、頒布こそされなかったようだが、ギコネコフィギュアが1998年当時のあやしいわーるど@本店昼の部において発表されている(画像1)。ねこ谷氏製作。 開発された状況2000年当時、同人において擬古猫のマグカップが発表される。当時あやしいわーるどに常駐していた擬古猫が空白にて発表。あやしいわーるど公式のものではなく、非公認として発表された。匿名による発表の是非だが、当時、この種の文字絵がアングラとして扱われており、何が起こるかわからないための配慮であった。これはリアルにおいてのあやしいネタ実現を目的にしたものである。 2000年当時の同人状況当時の匿名掲示板系の同人状況としては、あやしいわーるど@有明などで批評本、同人グッズ等の頒布がおこなれていた。あやしいわーるど@まんがの檻も同様に同人ソフトなどを頒布した。 2000年当時、2ちゃんねる系同人グッズも擬古猫はデザインを提供し、あきばお~などの同人誌委託ショップにて頒布された実績があった。とあるサークル名で友人であるチャンコ増田氏が「オマエモナー01」という、2ちゃんねるの同人誌即売会などに参加した。これに関しては単純に、当時の擬古猫の2ちゃんねるに対する風刺である。 2ちゃんねるグッズここでは2ちゃんねるにおけるギコなどの文字絵キャラクターグッズについて記述する。 概要非公式かつ、同人的にはじまった文字絵キャラクターグッズ製作であるが、その初期はともかく2chgoods.netというものが立ち上がっている。きっかけはタカラのギコ猫商標登録という事件である。 商業的文字絵系キャラクターグッズの勃興もちろん、この事件以前すでに同人界隈では2ちゃんねる系のネタグッズがあきばお~あきばんぐなどで頒布されている経緯もあるので、ネットランナー、コアマガジンなどでの商業化については、この流れの中にあるものと思われる。 現状2007年現在、文字絵キャラクターグッズの製作は、正確な著者、権利者が名乗りを上げない実情があるためやりたい放題である。実際に文字絵を利用しているユーザーなどはそもそもが剽窃(ひょうせつ)に近い形での発表であったりすることもあり、正式に自分自身に権利があるのかどうかがわからず、かつ勝手に商業化されることに関しての反発がある。 これは、それぞれのユーザーが、自ら作り上げたキャラクターに対する愛着があるための当然の反応であろう。……まぁ、資本主義においては金がからむとろくなことが無い証拠である。 なお、非公式かつ海賊版のようなものではUFOキャッチャーの景品になったものや、浜名湖サービスエリアで売られていた、という報告もある。
同人グッズ
2ちゃんねるグッズ
2ちゃんねるグッズ・その他
利用者:擬古猫Σ:)<人がタワサソいるな… (はじめまして、よろしく) o 。 ∧ ∧⌒ヽ (´ー`)( )~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ※AAで失礼 Σ:)<現在、運がよければあやしいわーるど@暫定(暫定退避)、あやしいわーるど@にゃーにゃーはてななどで見ることが出来るかもしれない。 参考ページ:
履歴
写真ソース版下に利用した写真のソース。仕上がり品を当時の住所で撮影。 |