切目川ダム(きりめがわダム)は、和歌山県日高郡印南町の二級河川切目川に設置された多目的ダム。洪水調節と水道水源の確保を目的とする。事業者は和歌山県。
沿革
沿革の出典については、和歌山県河川課のホームページによる[1]。
水害
渇水
- 1883年(明治16年) - 夏場に65日間一滴も雨が降らず、水稲が枯死全滅
- 1967年(昭和42年) - 5月から6月にかけて干ばつ。切目川の中流部から河口部にかけて表流水が皆無状態
- 1989年(平成元年)8月
- 1990年(平成2年)8月
- 1995年(平成6年)8月
ダム建設
- 1987年(昭和62年度) - 予備調査開始
- 1991年(平成3年度) - 実施計画調査着手
- 2001年(平成13年)4月 - ダム建設新規採択
- 2002年(平成14年) - 和歌山県と印南町との間で基本協定・利水協定締結
- 2005年(平成16年) - 損失補償基準妥結、付替国道(国道425号)工事着手
- 2009年(平成20年)1月 - 高串区(15世帯)離村式
- 2012年(平成24年)3月 - ダム本体工事契約
- 2013年(平成25年)6月 - ダム定礎式の開催
- 2015年(平成27年)2月 ダム試験湛水の完了
- 2015年(平成27年)3月29日 - 竣工記念式典[2]
建設の中止をめぐる判断
2010年、国が全国のダム事業の見直しを表明し、切目川ダムについても建設にストップがかかった。2011年、国からダムの再検証を指示された和歌山県は検証を行った結果、「事業継続が妥当」と判断して国に報告した。これにより切目川ダムの事業は再開され、2012年3月に工事契約が行われた[3]。
脚注
関連項目
切目川