凶気の桜

凶気の桜
監督 薗田賢次
脚本 丸山昇一
原作 ヒキタクニオ
製作 黒澤満
早河洋
出演者 窪塚洋介
RIKIYA
須藤元気
高橋マリ子
原田芳雄
本田博太郎
江口洋介
音楽 K DUB SHINEキングギドラ
撮影 仙元誠三
編集 薗田賢次
大畑英亮
製作会社 東映テレビ朝日東映ビデオ
配給 東映
公開 日本の旗 2002年10月19日
上映時間 122分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 6.1億円[1]
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凶気の桜』(きょうきのさくら)は、ヒキタクニオ著作の小説新潮社)、およびそれを原作として2002年に公開された日本映画右翼グループに参加し、国粋思想に傾倒していく青年、渋谷で暗躍する暴力団右翼団体の暗部などを描いた社会派作品である。

なお、作中に登場する消し屋(殺し屋)はヒキタ作品に主役として再登場し、本作の後日譚として『消し屋A』、『遠くて浅い海』が書かれている。また、『鳶がクルリと』では重要な登場人物である兵頭が闇社会に入るきっかけが描かれている。

あらすじ

東京の渋谷生まれ、渋谷育ちの主人公、山口進(窪塚洋介)は、戦後から長らく続く日本の歪んでしまった愛国心、多種多様化した人々の価値観、倫理観などを強く問題視している。小菅(須藤元気)、市川(RIKIYA)と共に、「ネオ・トージョー」という名のナショナリストとして「暴力こそ正義」という信念で社会を浄化すべく活動している。 活動の最中、右翼系暴力団青修同盟の青田会長(原田芳雄)に目をつけられ気に入られるが、ある事をきっかけにあらゆる思惑がうごめく抗争に巻き込まれていく。

キャスト

スタッフ

備考

  • 主題歌の歌詞は、CD付属の歌詞カードその他のメディアで活字にされる際に自主規制がかけられており、実際のヴォーカルと異なっている。
Vocal「血で血を洗う狂った奴ら」→活字「血で血を洗うおかしな奴ら」
Vocal「日本のヤクザ」→活字「日本のギャングスター
  • 山口の名が小説では「登」、映画では「進」となっている。

脚注

  1. ^ 「2002年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報2003年平成15年)2月下旬号、キネマ旬報社、2003年、140頁。 

外部リンク