冬の巨人『冬の巨人』(ふゆのきょじん)は、古橋秀之による日本のライトノベル。イラストは藤城陽が担当。徳間デュアル文庫刊。後にイラスト無しで富士見L文庫より復刊された。 概要終わらない冬の世界を歩く巨人と、その背に都市を造り生きる人間たち。その都市の片隅で貧しく暮らす少年オーリャが、光り輝く少女レーナと出会い、自らの生きる世界のあり方を垣間見る物語。 御伽噺や童話を髣髴とさせる幻想的な世界観でいて、著者の持ち味である薄暗い雰囲気も含んでいる。作品の根幹にあるテーマが「世界からの脱出」であるため、著者の『ブライトライツ・ホーリーランド』と比較されることが多い。 最初の刊行予定日からおおよそ1年ほど刊行が遅れた経緯がある。 ストーリー果てなく続く冬の世界を歩き続ける巨人『ミール』。その背に作られた都市。主人公のオーリャはミールの片隅に暮らす14歳の少年。寿命が近づき、日に日に弱っていくミール。空で出会った謎の少女。終わりゆく世界で少年オーリャにできることはなにか…… 登場人物
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