円乗院 (さいたま市)
円乗院(えんじょういん)は、埼玉県さいたま市中央区にある真言宗智山派の寺院。 歴史建久年間(1190年 - 1199年)、畠山重忠の開基である[1]。 元々は武蔵国足立郡道場村(現・同市桜区道場)に位置していたが、慶長年間(1596年 - 1615年)に賢明により現在地に移転した[2]。 1749年(寛延6年)に「談林格」の寺格を得ており、当地における真言宗の中心寺院であった[1]。 当寺の地蔵堂の中に「送り地蔵」と呼ばれる地蔵菩薩像がある。大宮宿で泥酔していた武士を見守っていたという地蔵で、武蔵国足立郡小村田村(現・同市中央区本町東)の在林寺に安置されていたが、明治初期の廃仏毀釈で廃寺となり、後に当寺に移された。室町時代前期の作という[2]。 境内境内は写真撮影が禁止されていて、公式サイト[1]のほか、その旨の看板が仁王門(入口)脇に設置されている。
文化財
交通アクセス
脚注参考文献
外部リンク |