八阪神社 (日田市)
八阪神社(やさかじんじゃ)は、大分県日田市豆田町に鎮座する祇園神社。同市隈町の八坂神社を「隈八坂神社」とも呼ぶのに対して、豆田八阪神社とも呼ぶ。祭神は素盞嗚命他1柱を祀る。 隈八坂神社、竹田若宮神社(竹田地区・若宮町)との3社で日田祇園祭が行なわれる。 由緒1772年(明和9年)7月20日の豆田の大火に類焼して縁起や古記録を失ったため、詳細な由来は不明。この地域で古くから信仰されていた社が、宝永年間(1704年 - 1710年)に現在地に遷座したものと考えられている。1864年(元治元年)に描かれた広瀬本豆田町古絵図には「山本院」に付属して「祇園社」とある。 1714年(正徳4年)に山鉾の奉納を始め、これにより隈八坂神社および竹田若八幡宮との3社による日田祇園祭の原型が整った。現在の曳山行事は、当神社と中城お旅所の間を概ね環状に巡行している。 祭祀→詳細は「日田祇園祭」を参照
例祭は7月14、15日の両日。7月20日過ぎの土、日曜日には隈八坂、若宮両神社と合同の日田祇園会および曳山行事を行う。曳山行事は、「日田祇園の曳山行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されるとともに、「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に選定されている。 境内社 |