八幡浜市立日土小学校
八幡浜市立日土小学校(やわたはましりつ ひづちしょうがっこう)は、愛媛県八幡浜市にある公立小学校。中校舎と東校舎が国の重要文化財に指定されている。 沿革年表
校舎1956年竣工の中校舎と1958年竣工の東校舎はいずれも同県大洲市出身の建築家松村正恒(1913年~1993年)[1]が八幡浜市建築課に勤務していた時の設計による2階建て木造建築で、鉄筋コンクリート造や鉄骨造がほとんどのモダニズム建築を木構造により実現した極めて稀なもの。学校建築としても日本でクラスター型教室配置計画を採用した唯一木造による最初期のもの。 建築意匠としては、水平に連続する窓、喜木川に張り出したテラスや緩やかな外階段などの特徴がある。 1999年に近代建築(モダニズム建築)の保存と記録を目指す国際組織のDOCOMOMOに、日本の近代建築20選(DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築)に選ばれ、2007年に八幡浜市文化財に指定された。 2006年に社団法人日本建築学会四国支部が八幡浜市の委託により現況調査実施及び改修・改築基本計画を策定し、2008年に改修・改築が行われた。 2012年4月に日本建築学会賞[2]を、10月に歴史的建造物や文化遺産の保護・保全を目的とする非営利団体ワールド・モニュメント財団のモダニズム賞を受賞[3]、12月に国の重要文化財に指定[4]された。 なお、年末や夏休みなど折々に見学会が開かれている。「日土小学校 見学会」で検索すれば八幡浜市の該当ページが表示される。 脚注
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