全米ミッドアマチュア選手権全米ミッドアマチュア選手権 (U.S. Mid-Amateur Golf Championship) は全米ゴルフ協会 (USGA) が主催して毎年1回行われるカレッジ卒業後のアマチュアゴルファーを対象とした主要なゴルフ大会。”Mid-Am”、「ミッドアム」、「ミッドアマ」などとも省略呼称される。 第1回大会は1981年にミズーリ州セントルイス近くのクリーヴクールにあるベッレリーヴカントリークラブで開催された。ミッドアマは1962年に全米シニア女子アマチュア選手権大会が創設されて以降19年ぶりに新設されたUSGA選手権大会となった。 出場申し込み資格は全米アマチュア選手権(全米アマ)のそれと似ているが、下記の点が異なる:
性別に制限はないが、女性のチャンピオンは未だ現れていない。女性のみが出場できる全米女子ミッドアマ大会が1987年に創設されている。 カレッジでゴルフをしている者の多くは20歳代前半の段階でプロゴルファーを目指す決心をする現状に鑑み、USGA はこの大会の創設意図として、カレッジを終えた時点の進路としてプロゴルファーを志向しなかった者を対象としていることは明確である。事実、25歳以上で(ミッドアマではなく)全米アマ大会の予備予選を突破して本戦に出場できる者は半数に満たず、年配者はカレッジゴルファーに比べて日頃のプレー頻度が相対的に低く、この点で不利であると考えているという事実に対する一つの対応策である。 全米アマ選手権と同様に、ミッドアマは2日間のストロークプレーが行われ、上位64人の競技者がトーナメント方式のマッチプレー戦を行い優勝者が決定される。この大会の優勝者のプロファイルの一つとして年齢に着目すると、第二次世界大戦前の全米アマのそれとやや似ている。この当時は、トップレベルのゴルファーの多くが(プロにならず)アマチュアのままでいることを選択したので、全米アマ優勝者の平均年齢が高かった。 優勝者のリストは全米アマのそれに比べてさほど華々しくはないが、注目すべき優勝者の1人は、この大会で3回優勝、さらに全米アマで2回優勝してその後50歳でプロ入りしたジェイ・シーゲル (Jay Sigel) が挙げられる。この大会優勝者にはマスターズトーナメントと全米オープン(2018年から)の本戦出場権が与えられる。 優勝者
複数回優勝者
外部リンク
|