光聖(こうせい)は、大義寧の楊干真の時代に使用されたとされる元号。
使用年代不明。
概要
李家瑞は、光聖は興聖の誤記との考証を発表している。『滇雲歴年記』などの史書でも光聖を興聖と表記した例もあり、李崇智も興聖の誤記であるとしている。
しかし、李兆洛の『紀元編』では光聖を克聖とも称すものであるとし、この元号の存在を謳っている。
他に『雲南志略』では「干真国号義寧,改元曰光聖,曰皇興,曰大明,曰鼎新,曰建国,凡九年。」とする異説も提出されている。
参考文献
- 「用文物補正南詔及大理国的紀年」李家瑞(『歴史研究』1958年第7期)
- 『中国歴代年号考』李崇智(中華書局 2004年)
関連項目