元老院 (ルーマニア)
元老院(げんろういん、ルーマニア語: Senatul)は、両院制であるルーマニアの議会を構成する上院。任期は4年で、136人の議員が直接選挙で選出されている。2008年と2012年の選挙では小選挙区比例代表併用制が採用されたが、2016年の選挙から従来の拘束名簿式比例代表制に戻された。 概要1989年のルーマニア革命後、元老院は革命広場にある「元老院宮殿」に置かれていた。U字状のこの建物は1938年から1941年にかけて建設されたものである。完成後は閣僚評議会がこの建物で開かれ、1958年から1989年まではルーマニア共産党の本部となっていた。革命が起こると、大統領ニコラエ・チャウシェスクと妻エレナ・チャウシェスクがこの建物の屋上からヘリコプターで脱出した。2005年、元老院は議事堂宮殿に移り、下院である代議院と同じ建物に入った。元老院が退去した後には内務省が入居している。 院内勢力
関連項目脚注
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