倉根一郎

倉根 一郎（くらね いちろう）
生誕	(1953-01-10) 1953年1月10日（71歳） 宮城県
研究分野	ウイルス学 感染症学 細菌学
研究機関	マサチューセッツ大学 近畿大学医学部 国立感染症研究所
出身校	東北大学医学部 東北大学大学院
主な受賞歴	瑞宝重光章（令和五年春）
プロジェクト:人物伝

倉根一郎（くらね いちろう、Ichiro KURANE、1953年〈昭和28年〉1月10日 - ）は、日本の医師、ウイルス学者。厚生労働省 国立感染症研究所 名誉所員。学位は医学博士（東北大学・1992年）。公益財団法人 野口英世記念会 理事長。専門は新興感染症、再興感染症（デング熱、ジカ熱等）など。

国立感染症研究所 所長や、日本ワクチン学会 理事長[1]、日本ウイルス学会 理事長などを歴任した。

略歴

• 1978年 - 東北大学医学部 卒業、東北大学医学部付属脳疾患研究施設脳神経内科 研修医
• 1980年 - 東北大学歯学部口腔微生物学講座 医員
• 1983年 - マサチューセッツ大学医学部内科感染症免疫学部門 講師
• 1985年 - マサチューセッツ大学医学部内科感染症免疫学部門 助教授
• 1990年 - マサチューセッツ大学医学部内科感染症免疫学部門 准教授
• 1992年 - 東北大学より医学博士の学位を取得
• 1995年 - 近畿大学医学部 細菌学講座（現 近畿大学医学部 微生物学講座）教授[2]
• 1998年 - 国立感染症研究所 ウイルス第一部 部長
• 2010年 - 国立感染症研究所 副所長
• 2015年 - 国立感染症研究所 所長
• 2018年 - 現在、国立感染症研究所 名誉所員[3]
• 2021年 - 現在、公益財団法人 野口英世記念会 理事長[4]、野口英世記念館[5] 理事長
• 2022年 - 現在、内閣府所管 日本医療研究開発機構 新興・再興感染症研究基盤創生事業（多分野融合研究領域）令和4年度 課題評価委員[6]
• 2023年 - 春の叙勲にて瑞宝重光章を受章[7][8]。

• 厚生労働省 厚生科学審議会感染症部会[9]、環境省中央環境審議会 地球環境部会気候変動影響評価等小委員会 専門委員等も務めた[10]。

関連項目

• 日本脳炎
• デング熱
• ジカ熱

脚注

1. “理事長挨拶”. 日本ワクチン学会 (2019年12月20日). 2019年12月20日閲覧。
2. “近畿大学医学部微生物学（旧細菌学）教室の歴代教授：国際化の架け橋を引き継いで”. 近畿大学 (2020年4月1日). 2020年4月1日閲覧。
3. 略歴 日経BP
4. “野口英世記念会とは”. 公益財団法人 野口英世記念会 (2021年7月1日). 2021年7月1日閲覧。
5. “理事長あいさつ”. 公益財団法人 野口英世記念館 (2021年7月1日). 2021年7月1日閲覧。
6. “新興・再興感染症研究基盤創生事業（多分野融合研究領域）令和4年度 課題評価委員会 委員名簿”. 日本医療研究開発機構 (2022年4月18日). 2022年4月18日閲覧。
7. “春の叙勲　元国立感染症研究所長の倉根一郎さんら125人が受章”. TBS NEWS (2023年4月29日). 2023年4月29日閲覧。
8. 『官報』号外第93号、令和5年5月1日
9. 厚生科学審議会感染症部会委員名簿厚生労働省
10. 中央環境審議会 地球環境部会 気候変動影響評価等小委員会委員名簿厚生労働省

外部リンク

• 公益財団法人 野口英世記念会 公式サイト

先代 渡邉治雄

国立感染症研究所所長 2015年 - 2018年

次代 脇田隆字