侠女
『侠女 第一部:チンルー砦の戦い/第二部:最後の法力』(きょうじょ だいいちぶ ちんるーとりでのたたかい/だいにぶ さいごのほうりき、原題:俠女、英語題:A Touch of Zen)は、キン・フー監督・脚本による台湾・香港の武侠映画である[1][2]。 中国の古典文学『聊斎志異』の中の一篇「侠女」から題名と物語の大枠だけを借りて映画化。台湾の聨邦影業公司で製作。台湾での公開時は上下二部であり、上が1970年、下が1971年に公開された。1971年に香港で公開された際に、上下巻が1本となった。第28回カンヌ国際映画祭高等技術委員会グランプリ受賞作品[3]。有名な竹林のバトルシーンは後にアン・リー監督が『グリーン・デスティニー』で応用しオマージュをささげている。 日本では1989年8月29日より、池袋サンシャイン劇場にて開催された「胡金銓電影祭」にて上映。第一部と第二部と合わせたデジタル修復版が第17回東京フィルメックスにて2016年11月27日に上映、2017年1月28日より劇場公開された。 あらすじ
スタッフキャスト
評価Rotten Tomatoesでは、12件のレヴューで支持率は92%、平均値は7.6点だった[4]。 『Empire』のパトリック・ピーターズは「振り付けの巧妙さは、息をのむ素晴らしさである」と述べた[5]。AllMovieのジョナサン・クロウは、「見事なジャンル映画として、最良かつ最も革新的なアクション場面が展開されている」と述べる一方、「ラスト20分で『2001年宇宙の旅』以来のトリッピーな結末を迎える本作は、実験映画の領域へと進行方向を変えていく」と指摘した[6]。 1975年の第28回カンヌ国際映画祭にて、高等技術委員会グランプリを受賞した[3]。 脚注
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