使徒座公報
使徒座公報(しとざこうほう、Acta Apostolicae Sedis - ラテン語の字義通りには「使徒座の行為」となり、しばしばAASと称される)は、 使徒座の公式な官報であり、年に12回発行される[1]。 概要使徒座公報はラテン語で発行されており、使徒座の全ての発布文書、回勅、教皇庁決定事項、教会内人事異動令を含んでいる[2]。特段の法による定めがある時以外は、発行後3か月をもって効力を有するものと解釈される[2][3][4]。『聖座公報』のタイトルで1865年より存在した類似の出版物の置き換えである。使徒座の公式な手段として法的に定められたわけではないものの、1904年5月23日には、AASに収められ印刷された文書は「公式かつ有効」なものと宣せられた[5] 。聖座公報はその4年後に発行を停止した。 歴史1908年9月29日、教皇ピウス10世 が発布した「Promulgandi Pontificias Constitutiones」(プロムルガンディ・ポンティフィティアス・コンスティチュティオネス )により設立され、1909年1月より出版が開始された[1]。1929年より、使徒座公報は補完的にイタリア語を伴って出版される。名称としては「Supplemento per le leggi e disposizioni dello Stato della Città del Vaticano」であり、その年にスタートしたヴァチカン市国の法と規定を含んでいる。1929年7月7日のLegge sulle fonti del diritto[6]の第2章に従い、同国の国法は同補完文書に所収される事により有効とされる。 脚注
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