住倉工業
住倉工業株式会社(すみくらこうぎょう、英文社名 SUMIKURA INDUSTRIAL CO., LTD)は、かつて存在した日本の企業。シャーラインなどの金属加工機械、圧延機などの産業機械の製造のほか、電子決済サービスの提供を行っていた。 破産申請により2002年6月18日に東証二部を上場廃止。2005年末に、1株につき11円95銭の残余財産を分配した。 破産までの経緯当時総務部長であった小住聿が、2000年6月に開かれる株主総会の対策をコンサルタント会社社長に依頼し、その謝礼金を支払ったとして商法違反(利益供与)の疑いで2002年2月13日に逮捕された。またこれに伴って2000年6月当時社長であった竹森哲男、次期社長であった大島肇まで各々同意があったとして逮捕された。この事件により信用不安が生じたことや、また債務超過であるとして、後任の青木寿社長は2002年5月10日に破産を申請したが、同日開かれた臨時取締役会において、4名の取締役のうち破産申請に反対した2名が大株主5名と破産宣告の差し止めを求める仮処分を申請。結局6月3日に破産宣告を受け、東証・大証の上場廃止日が8月11日から6月18日に変更された。 しかし2005年に清算結果が明らかになると、全社員に満額の退職金を支払い、負債を全額返済し、且つ約8億円の残余金を生じて株主に分配しており、債務超過ではなかったことが判明した。 その後、台湾のプレス機械メーカー子会社が営業権・浜松工場を取得。現在はSUMIKURA機械株式会社として、金属加工機械やプレス機械の製造を行っている。 年表
破産申請以降
関連項目
外部リンク2008年3月現在、以前同社が使用していたドメイン (www.sumikura.co.jp) は宮崎県に本社を置く株式会社隅倉が使用しているが、両社の間に関係はない。 |