伊勢水通伊勢 水通(いせ の みなみち/みみち、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。姓は朝臣。官位は従五位上・右衛士佐。 経歴天応元年(781年)4月に桓武天皇の即位に伴って外従五位下に昇叙され、桓武天皇の生母である高野新笠が皇太夫人となり、5月に中宮職が置かれると水通はその大進に任ぜられる(中宮大夫は大伴伯麻呂)。延暦元年(782年)下野介として地方官に遷ると、翌延暦3年(784年)内位の従五位下に叙せられる。延暦4年(785年) 内匠頭として京官に復すが、翌延暦5年(786年)紀伊守に任ぜられて再び地方官に転じ、延暦8年(789年)従五位上に昇叙される。延暦9年(790年)右衛士佐に任官した。 官歴『続日本紀』による。
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