五勝手屋本舗
株式会社五勝手屋本舗(ごかってやほんぽ)は、北海道檜山郡江差町にある製菓企業。五勝手屋羊羹で知られる。 沿革先祖は慶長の時代に江差へ渡り住んだと伝えられている[1]。その後、ヒノキの伐りだしのために来た南部藩の杣人「五花手組」(ごかってくみ)が蝦夷地で初めて豆の栽培に成功したことから、この豆をもとに菓子を作って藩公に献上した[1]。これを記念して屋号を「五花手屋」として杣人たちが住み着いたため、辺りは「五勝手村」と呼ばれるようになり、屋号も「五勝手屋」と変わっていった[1]。なお、「五花手」や「五勝手」はアイヌ語の「コカイテ」(波の打ちつける場所)が語源である[2]。 1870年(明治3年)に現在地において「五勝手屋小笠原藤作」として本格的な菓子の販売を始め[2]、北前船で運ばれた寒天を使用して菓子を作った[1]。1936年(昭和11年)には昭和天皇が函館へ行幸した際の土産として献上している[1][2]。1983年(昭和58年)に株式会社化し、「五勝手屋本舗」と改称した。 主な商品店舗→商品の取扱いについては「お取扱い店舗」を参照
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