乳酸ブチル
乳酸ブチル(英: n-butyl lactate)は、化学式C7H14O3で表される有機化合物。光学活性体が知られており、市販品はdl-体である[1]。天然からは発見されていない。果実臭を持ち、嗅覚閾値は7ppm[2]。 用途バターやパイナップルなどのフレーバー[1]、化粧品原料として使用されるほか、医薬品や農薬などの中間体となる[2]。 安全性日本の消防法では危険物第4類・第3石油類に分類される。半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与で2,000mg/kg以上、ウサギへの経皮投与で2,000mg/kg以上。水生環境への影響は比較的低い[2]。 脚注
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