九月に降る風
『九月に降る風』(くがつにふるかぜ 原題:九降風)は2008年公開の台湾映画。日本では、2008年の第21回東京国際映画祭において『九月の風』のタイトルで上映(10/22・23)[1][2]。2009年に劇場公開された。 解説原題の「九降風」とは、新竹市に旧暦の9月に吹く季節風のことを指す。この時期、台湾では卒業&入学シーズンと重なることもあり、日本の桜のように青春の新たな旅立ちと別れを象徴する代名詞ともなっている[3][4][5]。トム・リン(林書宇)監督自身の自伝的な内容となっている。 劇中のエピソードで登場する台湾プロ野球界のスーパースター、廖敏雄(リャオ・ミンシュン)は本人が特別出演している[3][4]。また飯島愛のアダルトビデオなど、台湾で流行していた日本のサブカルチャーが登場する。 ストーリー1996年の夏、台湾の新竹市。高校3年生のイェン(リディアン・ヴォーン)やタン(チャン・チエ)ら7人は、ポケベルで連絡をとり合っていつもつるみながら、何か騒動を起こしては教官室に呼び出される問題児グループだった。彼らの共通点は、時報イーグルスのスター打者、リャオ・ミンシュンの熱狂的なファンであったこと。 不良グループ扱いされる7人を心配しブラスバンド部に入部させようとするペイシン(チー・ペイホイ)や、イェンの恋人であるブラスバンド部のユン(ジェニファー・チュウ)も入り乱れ、9人は複雑な人間関係へと突入してゆく。その一方で、世間では野球賭博に絡んだ時報イーグルスの八百長疑惑で激しく揺れていた。
キャスト
エンディング曲「我期待」 DVD
おもな受賞脚注
外部リンク
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