中札内駅
中札内駅(なかさつないえき)は、かつて北海道(十勝支庁)河西郡中札内村字札内に存在した日本国有鉄道(国鉄)広尾線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲111506[2]。 歴史
駅名の由来札内川の中流域に位置することから[4][5]。開業当時、当地は大正村であったが[3]、後年分村する際に村名となっている。 駅構造廃止時点で、2面2線の相対式ホームを有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった。互いのホームは、駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡していた[6]。駅舎側ホーム(西側)が上りの1番線、対向側ホーム(東側)が下りの2番線となっていた[6]。対向側ホームの外側1線を側線として有し、その他、1番線の帯広方から分岐し駅舎北側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[6]。 職員配置駅で、駅舎は構内の北西側(広尾方面に向かって右側)に位置し1番線ホーム中央部分に接していた[6]。改修されていたものの、土壁と板張りの駅舎であった[6]。 利用状況1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は232人[6]。 駅周辺
駅跡跡地は「鉄道記念公園」として整備されている[8][9][10]。駅舎は撤去されたものの、公園入口に蒸気機関車の動輪を使ったモニュメント、腕木式信号機、レール、アスファルト舗装されたホームが保存され、ホームに横付けされた形で有蓋車2両(うち1両は児童用に改造、塗装されている)が静態保存・展示されている[10]。公園の敷地は長く延びていて、線路跡を利用していることがわかる[10]。 隣の駅脚注
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