中札内駅

中札内駅
跡地を利用した中札内交通記念公園
なかさつない
Nakasatsunai
幸福 (6.1 km)
(7.3 km) 更別
所在地 北海道河西郡中札内村字札内
北緯42度41分44.8秒 東経143度8分1.8秒 / 北緯42.695778度 東経143.133833度 / 42.695778; 143.133833座標: 北緯42度41分44.8秒 東経143度8分1.8秒 / 北緯42.695778度 東経143.133833度 / 42.695778; 143.133833
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 広尾線
キロ程 28.1 km(帯広起点)
電報略号 ナサ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1929年昭和4年)11月2日[1]
廃止年月日 1987年(昭和62年)2月2日[1]
備考 広尾線廃線に伴い廃駅
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1977年の当駅と周囲約500 m範囲。下が広尾方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

中札内駅(なかさつないえき)は、かつて北海道十勝支庁河西郡中札内村字札内に存在した日本国有鉄道(国鉄)広尾線廃駅)である。事務管理コードは▲111506[2]

歴史

駅名の由来

札内川の中流域に位置することから[4][5]。開業当時、当地は大正村であったが[3]、後年分村する際に村名となっている。

駅構造

廃止時点で、2面2線の相対式ホームを有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった。互いのホームは、駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡していた[6]。駅舎側ホーム(西側)が上りの1番線、対向側ホーム(東側)が下りの2番線となっていた[6]。対向側ホームの外側1線を側線として有し、その他、1番線の帯広方から分岐し駅舎北側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[6]

職員配置駅で、駅舎は構内の北西側(広尾方面に向かって右側)に位置し1番線ホーム中央部分に接していた[6]。改修されていたものの、土壁と板張りの駅舎であった[6]

利用状況

1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は232人[6]

駅周辺

駅跡

跡地は「鉄道記念公園」として整備されている[8][9][10]。駅舎は撤去されたものの、公園入口に蒸気機関車の動輪を使ったモニュメント、腕木式信号機レール、アスファルト舗装されたホームが保存され、ホームに横付けされた形で有蓋車2両(うち1両は児童用に改造、塗装されている)が静態保存・展示されている[10]。公園の敷地は長く延びていて、線路跡を利用していることがわかる[10]

隣の駅

日本国有鉄道
広尾線
幸福駅 - 中札内駅 - 更別駅

脚注

  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、890頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、236頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b 内閣印刷局, ed (1929-10-26). “鉄道省告示 第217号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (848). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2957315. 
  4. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、72頁。NDLJP:1029473 
  5. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ a b c d e f 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』小学館、1983年7月、139ページ。
  7. ^ a b 『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月、13ページ。
  8. ^ 『鉄道廃線跡を歩くVI』JTBパブリッシング、1999年3月、38-40ページ。
  9. ^ 『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』JTBパブリッシング、2010年4月、87ページ。
  10. ^ a b c 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、186-188ページ。

関連項目