中国アルミニウム
中国アルミニウム(中国語名:中国铝业股份有限公司、英語名:Aluminum Corporation of China Limited、略称CHALCO、本文以下CHALCO)は中華人民共和国で唯一、酸化アルミニウムを生産・販売している企業。中国最大のアルミニウム生産・販売業者であり、酸化アルミニウムの生産では世界第2位、一次アルミニウムの生産では世界第3位である[1]。上海総合指数の採用銘柄の一つ。 親会社の中国鋁業集団有限公司(中国語名:中国铝业集团有限公司、英語名:Aluminum Corporation of China、略称CHINALCO、本文以下チャイナルコ)は中国中央政府が出資する中央企業のうちの一つ。非鉄金属の開発・探査、子会社等の投資管理を行っている。 沿革チャイナルコは2001年に12の国有企業と研究所が統合して設立された。同年にチャイナルコはCHALCOを設立・主要事業を移管した。CHALCOは2001年に香港証券取引所とニューヨーク証券取引所に上場し、2007年に上海証券取引所に上場した。 2008年6月10日には香港ハンセン株価指数のブルーチップ銘柄に採用された[2]。 親会社であるチャイナルコは2008年から3、4年以内に30億ドルを投資してペルーのDistrito de Morocochaにある鉱山の開発を開始すると発表した。チャイナルコはMount Toromochoにある銅鉱石の採掘を行うと計画している[3]。 チャイナルコは2009年2月12日、世界金融危機_(2007年-)以降の不景気で資金難に陥ったリオ・ティントに195億ドル出資し[4]、株式を9%保有することを発表した[5]。2009年6月5日、リオ・ティントはチャイナルコとの契約を破棄した[6]。リオ・ティントは契約の破棄に際し、チャイナルコに195百万ドルの違約金を支払うことで合意した[7]。契約破棄の背景として、「オーストラリア政府の独禁法の審査期間が長引いたこと、チャイナルコからリオ・ティントへの中国人役員派遣への拒否反応があった」と日経ビジネスでは指摘している[8]。最終的にチャイナルコは議決権の9.8%を保有し[9]、リオ・ティントの筆頭株主となっている[10]。 脚注
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