不動寺 (安中市)
不動寺(ふどうじ)は、群馬県安中市松井田町松井田にある真言宗豊山派の寺院である。山号は龍本山(りゅうほんざん)、院号は松井田院(まついだいん)[1][2]。本尊は千手観音菩薩である[1][2]。寺紋は甲斐武田家と関わりが深かったことから武田菱紋となっている[要出典]。 歴史寛元元年(1243年)、下野薬師寺の慈猛上人が不動明王像を安置したことに始まるとされる[1][2]。ある夜、神龍が庭の老松を上り、翌朝松の下から清水が湧いていたことから龍本山松井田院を号し、松井田の地名の由来となったという[1]。 鎌倉時代、建仁・元久年間には北条時政の帰依を受け、租税を免じられたという[1]。 戦国時代の元亀年間には武田信玄の信仰を得た。江戸時代、慶安元年(1648年)には3代将軍徳川家光から、朱印地89石6斗余を拝領し、本山移転寺、常法談林として栄え、往時は脇寺・末寺計17ヶ寺を有する大寺であった[1]。 安永2年(1773年)松井田の大火で本堂ほか伽藍が焼失した[2]。 本堂は文政2年(1819年)、不動堂は嘉永2年(1849年)の建築[3][4]。 指定文化財
寺宝
札所・霊場
周辺脚注
参考文献
外部リンク |