上村和也

上村 和也(かみむら かずや[1]1937年(昭和12年)[1]-)は、日本比較文学者・英文学者。外国人による日本文化論を研究・翻訳[2]鹿児島大学名誉教授[1]湘潭大学名誉教授[1]佐賀大学元教授[2]

来歴

鹿児島県出身(生まれは満洲国奉天[2]言語学者上村孝二鹿児島大学名誉教授の長男[3][4]。父・孝二の鹿児島県師範学校赴任にともない4歳で鹿児島市へ移る[2]鹿児島県立甲南高等学校九州大学卒業[2]1961年(昭和36年)九州大学大学院文学研究科修士課程修了[1]鹿児島県立短期大学助教授を経て、鹿児島大学教授となり1996年(平成8年)度まで比較文学と英文学を教えた[2]。鹿児島大学退官後は佐賀大学文化教育学部教授も務めた[2]

訳書にパーシヴァル・ローエル『神々への道』(平岡厚と共訳)、サー・フィリップ・シドニー『アストロフェルとステラ 付 サーティン・ソネッツ』(大塚定徳ほか共訳)があるほか、クルト・ジンガー英語版の翻訳も学術誌で発表[1]ドイツ学者の上村直己熊本大学名誉教授は弟[2][4]

脚注

  1. ^ a b c d e f パーシヴァル・ローエル 著、平岡厚 上村和也 訳『神々への道』(国書刊行会、2013年)著者・訳者紹介
  2. ^ a b c d e f g h 南日本新聞1999年9月23日朝刊5頁かごしま人紀行
  3. ^ 上村孝二『九州方言・南島方言の研究』(秋山書店、1998年)解説
  4. ^ a b 南日本新聞社・編『郷土人系 上』(春苑堂書店、1969年)446頁