七物降下湯七物降下湯(しちもつこうかとう)とは、漢方方剤の一種。本処方は修琴堂処方(大塚敬節創方)、初出は『症候による漢方治療の実際』[1][2]。 効果・効能体力の低下した老人性高血圧症に伴う疲労感、のぼせ傾向、冷え症、頻尿などの愁訴に用いる[3]。 保険適用エキス剤の効能・効果身体虚弱の傾向のあるものの次の諸症:高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重)[4] 組成芍薬(シャクヤク)4.0g、当帰(トウキ)4.0g、黄耆(オウギ)3.0g、地黄(ジオウ)3.0g、川芎(センキュウ)3.0g、釣藤鈎(チョウトウコウ)3.0g、黄柏(オウバク)2.0g 処方名四物湯に釣藤・黄耆・黄柏が加わった7味からなり、高血圧症に用いられることによるもので、本処方を創製した大塚敬節と親交のあった馬場辰二によって名づけられた[1][2]。 慎重投与
副作用食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢など。 薬効薬理血圧降下作用[4]
関連処方関連項目脚注
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