ヴァル=ディゼール (Val-d'Isère)は、フランス、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏、サヴォワ県のコミューン。
概要
ヴァノワーズ山地、オート・タランテーズ地方にあるヴァル=ディゼールは、世界有数のスキーの中心地とみなされている。かつてはティーニュの集落であったが、1886年に単独のコミューンとなった。コミューン内のダイユおよびベルヴァルドでは毎年アルペンスキー・ワールドカップ(男女とも)の開催地となっている。アルベールビルオリンピックや2009年アルペンスキー世界選手権の会場になった。有名なスキー場のエスパス・キリー(fr)は、ヴァル=ディゼールと隣のコミューン、ティーニュとにまたがっている。
交通は、北のイズラン峠と、モーリエンヌ谷のボヌヴァル=シュル=アルクとをつなぐRD902道路があるのみである。シャトルバスが運行されている。
1970年2月10日午前8時頃、スキー場で雪崩が発生。ホテルで朝食を摂っていたスキー学校の生徒などが巻き込まれ48人以上が死亡[1]。
ギャラリー
脚注
- ^ スキー客48人が死ぬ 朝食中に大ナダレ『朝日新聞』1970年(昭和45年)2月11日朝刊 12版 15面