ワーキング・ガール
『ワーキング・ガール』(Working Girl)は、1988年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。監督はマイク・ニコルズ、出演はメラニー・グリフィスとハリソン・フォードなど。1980年代後半の好景気によるM&Aブームを背景に、ニューヨーク・ウォール街の投資銀行のM&A部門で働く女性の恋と仕事を描いている。 冒頭のマンハッタンの空撮(ワールドトレードセンターのツインタワーも含む)や、スタテン島フェリーのシーンなど、ニューヨークの風景がふんだんに登場する。この映画もワールドトレードセンターで撮影されている。 AFIが2006年に選出した「感動の映画ベスト100」において、本作が87位にランクインしている。 ストーリー
ウォール街の投資銀行で働くテスは、元々秘書養成学校卒であったが夜学でビジネスの学位を優等で取る頑張り屋。しかし有名大卒ではないために出世の見込みはゼロ。上司から受けられるのはセクハラだけ、問題児扱いで人事部のお世話になるばかり。 今度また問題を起こしたら馘、と釘を刺されたテスの新しい上司は、M&A部門にボストンから赴任してきた重役のキャサリン。同性で同い年の彼女と意気投合し、張り切るテスだったが、やがてキャサリンの意外な本性を知る。 そんな中、キャサリンがスキー休暇中に足を骨折。職場復帰するまでの間、テスはキャサリンの愛人ジャックと共に、進行中の合併話を期せずして進行させることになる。 キャスト
※2015年3月4日発売のブルーレイにはソフト版に加え、テレビ朝日版の吹替を収録 その他後に『Xファイル』の主人公モルダー捜査官役でブレイクするデイビッド・ドゥカブニーが端役で出演している。 主題歌である「Let the River Run」は後にTBSドラマHOTELの主題歌として1990年と1992年にカバーされ、1994年には挿入歌として使用された。 作品の評価映画批評家によるレビューRotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「明るい企業シンデレラ・ストーリー『ワーキング・ガール』には、適切なキャスト、適切なストーリー、そして適切な監督が揃っており、全てがうまくまとまっている。」であり、43件の評論のうち高評価は84%にあたる36件であり、平均して10点満点中6.86点を得ている[2]。 Metacriticによれば、17件の評論のうち、高評価は14件、賛否混在は2件、低評価は1件で、平均して100点満点中73点を得ている[3]。 受賞歴
注釈
出典
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