ロマン・ドリーゼ
ロマン・ドリーゼ(グルジア語: რომან დოლიძე、英語: Roman Dolidze、1988年7月15日 - )は、ジョージアの男性総合格闘家。バトゥミ出身。エクストリーム・クートゥア所属。UFC世界ミドル級ランキング10位。 来歴青年期はサッカーを経験し、最後の3年間はトルコでプロのゴールキーパーとして活躍した。20歳の時に船舶工学を学ぶためにウクライナへ留学し、そこでサンボ、ブラジリアン柔術、グラップリングのトレーニングを始めた。 2016年、プロ総合格闘技デビュー。ウクライナでの試合を中心に6勝0敗の戦績を残した。 UFC2019年8月23日、米国アンチドーピング機関(USADA)が、2019年3月12日に実施した競技外抜き打ち検査で、ドリーゼからクロミフェンとその代謝物M1およびM2、デヒドロクロロメチルテストステロン(DHCMT)の長期代謝物である4-クロロ-18-ノル-17β-ヒドロキシメチルおよび17α-メチル-5α-アンドロスト-13-エン-3α-オール(M3)の陽性反応が検出されたが、USADAは、ドリーゼがUFCアンチ・ドーピング・プログラムに参加する前に、禁止薬物使用の詳細な証拠を直ちに名乗り出てUSADAの調査に協力し続けたとして、出場停止の期間を短縮し、ドリーゼに1年間の出場停止処分を科した[1][2]。 2020年7月18日、UFC初出場となったUFC Fight Night: Figueiredo vs. Benavidez 2でカディ・イブラギモフと対戦し、左ハイキックでダウンを奪いパウンドで1RTKO勝ち[3]。 2021年3月20日、UFC on ESPN: Brunson vs. Hollandでトレヴィン・ジャイルズと対戦し、0-3の判定負け。キャリア初黒星を喫した[4]。 2022年6月18日、UFC on ESPN: Kattar vs. Emmettでカイル・ドーカスと対戦し、左膝蹴りでダウンを奪いパウンドで1RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]。 2022年10月29日、UFC Fight Night: Kattar vs. Allenでフィル・ハウズと対戦し、スタンドパンチ連打で1RKO勝ち。2試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[6]。 2022年12月20日、UFC on ESPN: Thompson vs. Hollandでミドル級ランキング8位のジャック・ハーマンソンと対戦し、カーフスライサーの体勢からパウンドで2RTKO勝ち。3試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[7]。 2023年3月18日、UFC 286でミドル級ランキング4位のマーヴィン・ヴェットーリと対戦し、0-3の判定負け[8]。 2024年2月3日、UFC Fight Night: Dolidze vs. Imavovでミドル級ランキング11位のナッソーディン・イマボフと対戦。4Rにイマボフが反則である手をついた相手の顔面にキックを放ち1ポイント減点されたものの、0-2の5R判定負け[9]。 2024年6月29日、ライトヘビー級復帰戦となったUFC 303でライトヘビー級ランキング10位のアンソニー・スミスと対戦し、3-0の判定勝ち[10]。 2024年10月5日、ミドル級復帰戦となったUFC 307でケビン・ホランドと対戦。ホランドがグラウンドのボトムポジションで反転した際に肋骨を負傷し、1R終了時にコーナーストップでTKO勝ち[11]。 戦績
獲得タイトル総合格闘技
グラップリング
表彰
脚注
関連項目外部リンク |