ハインリヒ・ヘルマン・ロベルト・コッホ(Heinrich Hermann Robert Koch、1843年12月11日 - 1910年5月27日)は、ドイツの医師、細菌学者。当時は細菌学の第一人者とされ[1]、ルイ・パスツールとともに、「近代細菌学の開祖(細菌学の父)」とされる。
炭疽菌、結核菌、コレラ菌の発見者である。純粋培養や染色の方法を改善し、細菌培養法の基礎を確立した。寒天培地やペトリ皿(シャーレ)は彼の研究室で発明され、その後今日に至るまで使い続けられている。
また、感染症の病原体を証明するための基本指針となる、「コッホの原則」を提唱し、感染症研究の開祖として医学の発展に貢献した。
経歴
ベルリン大学で教鞭を執り、彼の弟子として、
などを輩出した。
関連事項
関連書籍
- メチニコフ『近代医学の建設者 パストゥール,リスター,コッホ』宮村定男訳、岩波新書、1944年
- 宮本忍『ローベルト・コッホ』新教育事業協会、1950年
- 高野六郎『ローベルト・コッホ』主婦之友社、1951年、文化を築いた人々
- トーマス・D.ブロック『ローベルト・コッホ 医学の原野を切り拓いた忍耐と信念の人』長木大三,添川正夫訳、シュプリンガー・フェアラーク東京、1991年
脚注
関連文献
関連項目
外部リンク