『ロック魂』(原題:Let There Be Rock)は、AC/DCが1977年に発表したアルバム。
解説
オーストラリア盤オリジナルLPは「クラブソディー・イン・ブルー」を含む8曲入りの内容で、ジャケットはギターのネックの写真だが[2]、インターナショナル盤では「クラブソディー・イン・ブルー」の代わりに「素敵な問題児」が収録されて、ジャケットも変更された。本作から外された「クラブソディー・ブルー」は、2009年発売のボックス・セット『Backtracks』に収録された。
AC/DCは、本作でイギリスやアメリカでもチャート・インを果たし、全英17位[1]・全米154位に達した[3]。
収録曲「ホール・ロッタ・ロジー」は、「AC/DCのレパートリーの中でも特に愛されている楽曲の一つ」と評されており、1980年代初期、『ケラング!』誌の読者投票による「オールタイム・フェイヴァリット・ヘヴィ・メタル・ソング」でトップに達した[4]。
本作は、マーク・エヴァンス在籍時としては最後のアルバムで、バンドはクリフ・ウィリアムズを後任に迎える。
収録曲
全曲ともアンガス・ヤング、マルコム・ヤング、ボン・スコットの共作。
オーストラリア盤
- "Go Down" - 5:17
- "Dog Eat Dog" - 3:30
- "Let There Be Rock" - 6:02
- "Bad Boy Boogie" - 4:18
- "Overdose" - 5:47
- "Crabsody in Blue" - 4:39
- "Hell Ain't a Bad Place to Be" - 4:12
- "Whole Lotta Rosie" - 5:25
インターナショナル盤
ランニング・タイムはCDに基づく。
- ゴー・ダウン - "Go Down" - 5:31
- 仲間喧嘩はやめようぜ - "Dog Eat Dog" - 3:35
- ロック魂 - "Let There Be Rock" - 6:06
- バッド・ボーイ・ブギー - "Bad Boy Boogie" - 4:27
- 素敵な問題児 - "Problem Child" - 5:25
- オーヴァードウズ - "Overdose" - 6:09
- 地獄は楽しい所だぜ - "Hell Ain't a Bad Place to Be" - 4:14
- ホール・ロッタ・ロジー - "Whole Lotta Rosie" - 5:33
サウンドトラックでの使用例
カヴァー
- ロック魂
- バッド・ボーイ・ブギー
- ホール・ロッタ・ロジー
- ガンズ・アンド・ローゼズ - 日本企画のライヴEP『Live from the Jangle』(1988年/廃盤)に、ライヴ演奏を収録。
- W.A.S.P. - 『Still Not Black Enough』(1995年/アメリカ盤は1996年)のアメリカ初回盤ボーナス・トラックとして収録[8]。
- 奥田民生 - AC/DCオムニバスカバーアルバム『THUNDER TRACKS』(2008年)に収録。
参加ミュージシャン
脚注
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オーストラリア盤アルバム | |
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インターナショナル盤アルバム | |
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ライブアルバム | |
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サウンドトラック | |
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関連項目 | |
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