ロキシーの夜
『ロキシーの夜』は、1977年(昭和52年)8月21日にリリース[1]された日本のロックシンガー・近田春夫のソロデビューシングルであり、且つ日本のロックバンド・近田春夫&ハルヲフォンの4枚目のシングルでもある。 概要シングル『ロキシーの夜』は、A面が「近田春夫」名義、B面が「近田春夫&ハルヲフォン」名義という変則的なクレジットで発売された。 当初本シングルは、近田春夫&ハルヲフォンのフロントマンである近田春夫の「ソロデビューシングル」として企画された。作詞に、当時高田みづえ『硝子坂』等の作詞家としてヒットを飛ばしていた、プラスチックスのリズムボックス奏者・島武実、そして作曲には、当時飛ぶ鳥を落とす勢いの作曲家・筒美京平を起用した。近田の当時の志向として、ロックの立場で歌謡曲を歌う、というスタンスによる[2]。 当時のハルヲフォンのメンバー恒田義見の回想によれば、恒田は本シングルの演奏にはかかわらなかったが、レコーディング中の近田から六本木に呼び出され、B面『闇にジャックナイフ』のキーがどうしても合わないから歌ってくれないか、と誘われたという。それが、B面のみリードヴォーカルが恒田であり、近田春夫&ハルヲフォン名義であることの経緯である[2]。恒田によれば、本作がハルヲフォンの最後のレコードになった、ということである[2](この後にカヴァーアルバム&シングルのリリースがあるので、「オリジナル曲としては最後」という意味だと思われる)。 A面の『ロキシーの夜』、B面の『闇にジャックナイフ』はともに、当時アルバムに収められることはなかったが、アルバム『電撃的東京』が初CD化された際にボーナストラックとして追加された。その後、3回にわたってCD再発売された際にも2曲のボーナストラックを伴っており、いずれの曲も容易に聴くことができる[3]。 収録曲関連項目註外部リンク
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