レーヴィ・アンッティ・マデトヤ(Leevi Antti Madetoja, 1887年2月17日 - 1947年10月6日)[1]は、フィンランドの作曲家・音楽教師。
代表作に、3つの交響曲と交響詩『クレルヴォ』、2つの演奏会用序曲、オペラ『オストロボスニアの人々』『ユハ』、日本を舞台とするバレエ音楽『オコン・フオコ』[2]など。
経歴
オウル出身。本来の姓はヒュッティネン (Hyttinen)。ヘルシンキでジャン・シベリウスに作曲を師事した後、パリとウィーン、ベルリンに遊学(1910年~1912年)。母国やアメリカ合衆国で教壇に立った。
L. オネルヴァの筆名で知られる女性作家ヒルヤ・レヘティネンと結婚した。
作品
交響曲
管弦楽曲
- 交響組曲 作品4(1909–10年)
- 演奏会用序曲 作品7(1911年)
- 舞踊の光景 作品11(1919年)
- 交響詩『クレルヴォ』作品15(1913年)
- 組曲『オストロボスニアの人々』作品52(1924年)
- 喜劇的序曲 作品53(1923年)
- 組曲『オコン・フオコ』作品58(1930年)
劇付随音楽
- チェス Shakkipeli 作品5(1910年)
オペラ
- オストロボスニアの人々 Pohjalaisia 作品45(1924年)
- ユハ Juha 作品74(1935年)
バレエ=パントマイム
- オコン・フオコ Okon Fuoko 作品58(1925-27年)
室内楽曲
- ピアノ三重奏曲 作品1(1909年)
- ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 作品3(1909年)
- ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 変ロ長調 作品19(1913年)
- ヴァイオリンとピアノのためのロマンス 作品38(1917年)
- チェロとピアノのための抒情組曲 作品51(1922年)
ピアノ曲
- 祝典行進曲 作品5-1
- ピアノのための6つの小品 作品12(1911-12年)
- ピアノのための小品集 作品17(1912年)
- ピアノのための4つの小品 作品31(1915年)
- 田園組曲 作品34(1916年)
- 死の庭 作品41(1918年、1919年改訂)
- ピアノのための小品集 作品65(1928–41年)
脚注
- ^ マデトーヤと表記されることもあるが誤り
- ^ 「おかめ・ひょっとこ」が語源と考えられている。
外部リンク