レバプ州座標: 北緯39度0分 東経63度0分 / 北緯39.000度 東経63.000度
レバプ州(レバプしゅう、トルクメン語: Lebap welaýaty)は、トルクメニスタンを構成する州(ベラヤト)の一つ。州都はテュルクメナバート[2]。 州の境目は東にアフガニスタン 、 北にウズベキスタンに接している。州の面積は93,730平方キロメートル、および人口は約145万人(2022年国勢調査)である[1]。 概要レバプという名前の由来はペルシャ語で「川辺」を意味し、アムダリア川の中腹部に面している。トルクメニスタンで最も高い山があり、アイリーババ山(3137メートル)がある。州域はギジルガム砂漠の西端に位置しており、東側をアムダリヤ川が流れている。アムダリヤ川の豊富な水資源のおかげで、ソ連時代は世界で最高品質の綿や小麦を生産していた。しかしながら、ソ連崩壊後無計画な灌漑によりアムダリヤ川の水位が低下、砂漠化が進んでいる。 州域は豊富な鉱物資源、地下資源に恵まれており、天然ガスが豊富に埋蔵されている。中国へ向けたガスパイプライン約600kmを中国資本にて開通させ、安定供給している。この資金がトルクメニスタンの経済を支えている。このほかにも、ロシア、イランへも天然ガスを輸出している。 地区レバプ地域は15地区(Etraplar、単形Etrap)に分割され、これに加えて3都市(Il)が行政区分となっている。1995年から名称変更は括弧内に表示する。
関連項目脚注
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