レカイ
レカイ(仏: Les Cayes, Aux Cayes, ハイチ語: Okay)は、ハイチ南西部の都市。人口は約5万人(2023年)で、南県の県庁所在地である。 概要名前は沖合に浮かぶグランド・カイやプティト・カイなどからカイの街という意味である。ラヴィヌディシド川(Ravine du Sud, 南部渓谷)の河口の北に位置しハリケーン時には洪水が多い。 ヴァシュ島に渡る船が出ている。アントワーヌ・シモン空港がある。カテドラルや砦の遺跡などポルトープランスからの観光地となっている。守護聖人は被昇天の聖母で8月15日が祝日である。 歴史1503年にスペイン人によりサルバティエラ・デ・ラ・サバナ (Salvatierra de la Sabana) 砦が建設され、1540年に放棄された。 仏領サン=ドマングとされて後1720年に同地に砦を建設せよとのルイ15世の王命が出され、1726年にド・ラ・ランスの設計で[3]町が建設された。サン=ドマング時代には砂糖とコーヒー、バナナ、木材の輸出港として栄えた。 ハイチ革命時にはオカイでは多くの人が死んだ。オカイから数kmのカン・ジェラールでは1803年7月ジャン=ジャック・デサリーヌと南軍第一師団のニコラ・ジェフラール将軍が対面し、協定を結んだ。1814年のクリスマス・イヴにはシモン・ボリバルがキングストンからレカイを訪れ、歓迎と共に武器や部隊などの必要な支援を受けた。ボリバルは1816年4月10日にベネズエラに渡った。その頃レカイからカルタヘナの海域ではフランス系海賊のルイ=ミシェル・オリが活動していた。 2021年8月14日に発生したハイチ地震では、震源に近かったため多数の住宅が倒壊、死亡者が出る被害が生じた[4]。 人口動態1995年の推計人口は45,904人だった。 著名な出身者
脚註
外部リンク
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